明日、大井・門別で行われるJBC競走。
JBC競走2レース目はダートのスプリント王決定戦、JBCスプリントです。

発走は17:10です。
JRAから7頭、地元・大井4頭、浦和2頭、北海道、川崎、船橋各1頭の計16頭で争われます。
毎年芝のトップスプリンターも参戦し、非常に多士済々な顔ぶれになるJBCスプリント。
芝のスプリントGⅠ馬2頭モズスーパーフレア、ミスターメロディ、昨年の優勝馬ブルドッグボス、藤田菜七子騎手鞍上のコパノキッキングなどJRAダート短距離の既存勢力、新興勢力と言えるジャスティン、サブノジュニア、10歳でダートグレードホースに輝いた道営のメイショウアイアンなど、今年も大激戦が予想されます。
メンバーを見渡すと、ハナを切りたいタイプの馬が非常に多く、内からヒロシゲゴールド、モズスーパーフレア、ノブワイルド、マテラスカイ、クルセイズスピリツなどのハナ固執型に加え、サクセスエナジー、ジャスティン、ベストマッチョなどもスピードを生かして先行、好位に付けたいタイプ。
かなりのハイペースが予想され、人気薄の地方所属馬の差し込みも十分有り得る感じですね。
良いメンバーが出走してきたJRA勢ですが、地方勢も結構なメンツですし、展開ひとつで地方勢の連覇、大波乱の可能性もありそうです。
それではJBCスプリントの予想を紹介します。
評価順で。
◎14ブルドッグボス
○6サブノジュニア
▲13コパノキッキング
△11ジャスティン
△7サクセスエナジー
△16ミスターメロディ
△4メイショウアイアン
△9キャンドルグラス
本命はブルドッグボス。
昨年はゴール前でコパノキッキングを捕らえてJpnⅠJBCスプリントを優勝、連覇を狙う浦和のブルドッグボス。
JpnⅠJBCスプリント優勝以降も地元・浦和で重賞、オープン特別を優勝、2月のGⅠフェブラリーステークス13着以外は58~59キロの負担重量ながらもダートグレード競走でJRA勢相手に上位争いしている。
3走連続で上がり最速(JpnⅡ東京盃は最速タイ)をマークしているように、ラストは確実に自分の脚を使ってくる馬で、今回は前走のJpnⅡ東京盃以上にこの馬にとって願ってもない展開になりそう。
本来は前半脚を溜めやすい内枠が良かったが、ここまでハナ固執型が揃ってくれれば、さほど枠順に拘る必要はない。
鞍上の御神本訓史騎手は廃止になった島根県・益田競馬場で天才と言われていた名手で、大井移籍後も素晴らしい勝負感で、2007年の同レースでフジノウェーブとのコンビで優勝、地方勢JBC競走初制覇をもたらすなど、地方競馬を代表するジョッキーの1人。
是非ともブルドッグボスを連覇に導いて欲しい。
対抗はサブノジュニア。
大井競馬生え抜きの6歳馬で、今年はJRA勢相手のJpnⅢ東京スプリントでジャスティンの2着に入ると、その後は3連勝でアフター5スター賞を優勝した。
3歳時の優駿スプリント2着、4歳時のJpnⅢ東京スプリント4着などの実績があったが遅過ぎたとも言える初タイトルだった。
前走のJpnⅡ東京盃も期待は高かったが、ポジションが後ろ過ぎたのか5着。
それでも終いの脚、着差を考えれば全く悲観する事はなく、むしろ改めて高い能力・充実振りを感じさせる走りだった。
大井1200mはメンバー最多の10勝をマークしているベスト舞台。
前走より、もう一段前目の好位で脚を溜める事が出来れば十分に上位争い出来る。
コパノキッキングは昨年のJpnⅠJBCスプリントでゴール寸前でブルドッグボスの強襲に合い、悔しい2着。
結果的に速いペースを追い掛けるような形になった敗戦で、展開を考えれば負けて強しの内容だった。
最近では先行~好位からの競馬は出来ているが、元々は前走のように末脚を生かすタイプの馬で、今回の展開を考えると中団~後方からレースを進めた方が良いと思う。
ジョッキー・馬場・競馬場問わずに堅実に走って来た実力は流石と思わせる馬で、仕掛けのタイミングひとつで人馬共々悲願のGⅠ/JpnⅠを勝てる力は十分過ぎる程ある馬だろう。
10歳でマテラスカイを破ってダートグレードホースに輝いた道営のメイショウアイアン、デムーロ騎手を鞍上に迎えた船橋キャンドルグラスの2頭は人気はほとんどしないと思うが、展開は大きく味方するはずで、密かに大駆けを期待したい。
馬券はブルドッグボス中心で色々な式別で組み立てたいですね。


