明日の福島競馬場のメインレースはダート1700mのリステッド競走、福島民友カップです。
ダート界は高齢になっても現役を続ける馬が多く、重賞ともなると、過去に収得賞金を多く稼いだ馬が出走枠をほとんど独占してしまいます。
特に地方競馬で行われるダートグレード競走は大体各レースの中央枠は4~5頭くらいで、新たにダートで活躍し出した馬はほぼ補欠になり、出走するのが困難な状況。
福島民友カップはそんな出走機会に悩む馬達の救済レース的な面は少なからずあり、賞金を加算させるチャンスと言えます。
GⅢ/JpnⅢレベルの重賞でも十分好勝負出来る実力があるような馬も、仕方なくオープン特別・リステッド競走に回る馬もおり、出走する限りは今後の重賞レースに円滑に出走出来るようになる為、賞金加算が求められます。
どのレースにも言える事ですが、馬の能力はもちろん、出走させる各陣営の思惑を見極めるのが馬券的中へ向けて非常に重要になりますね。
発走は15:20です。
本命は1ハイランドピーク。
2018年のGⅢエルムステークスを制した重賞ウイナーで、以降勝ち星は無いが、昨年のGⅢエルムステークス2着、オープン特別・リステッド競走でも好走。
前走のLBSN賞はスタートしてから鞍上がステッキを入れて無理やり好位を取りに行った事や、久しぶりの左回りが影響してか1番人気8着に敗れた。
今回は右回り、得意の小回りダート1700mならメンバー唯一のダート重賞ウイナーで58キロでも恥ずかしい競馬は出来ないところ。
GⅠ/JpnⅠというより、適性が高い小回りダート1700mのリステッド競走はきっちり勝っておきたい馬だろう。

