明日、川崎競馬場で1600mの地方全国交流重賞、スパーキングサマーカップが行われます。
昨年のスパーキングサマーカップはトキノパイレーツが優勝。
スパーキングサマーカップは2004年創設。
2007年より地方全国交流重賞として実施されるようになりました。
歴代優勝馬にはルースリンド、ベルモントサンダー、ディアーウィッシュ、クラーベセクレタ、トーセンアレス、ブルーチッパー、ケイアイレオーネなどがいます。
地方他地区の優勝は2009年のマルヨフェニックス(笠松)1頭だけです。
発走は20:15です。
地元・川崎3頭、大井3頭、浦和5頭、船橋、名古屋各1頭の計13頭で争われます。
船橋競馬所属騎手による新型コロナウイルス感染症陽性判明により、8月26日に開催予定だった川崎・スパーキングサマーカップは一時開催取り止めになりました。
日はずれ込む形になりましたが、代替開催として何とか明日実施されるようになったのは何よりですね。
前回の枠順発表時に名前があったリンゾウチャネルは回避、ジョッキーの乗替わりも多く非常に悩ましいレースになりました。
それでも東京ダービー馬ヒカリオーソやグレンツェント、リッカルドなどの元JRAの重賞ウイナーが出走と南関東重賞らしく非常に濃いメンバーが揃いました。
まあ、事態が事態だけに急な日程変更は仕方ありませんが、馬は1日単位で微妙に調子が変わる繊細な動物。
この代替開催により、各馬の状態にどんな変化があるかは気にはなりますね。
ここでは前日予想にはなりますが、出来るだけ直前のパドック気配・馬体重には注意したいですね。
それではスパーキングサマーカップの予想を紹介します。
評価順で。
◎11ハルディネロ
○4トロヴァオ
▲1グレンツェント
△8トキノパイレーツ
△2リッカルド
△7アンサンブルライフ
本命はハルディネロ。
デビューから2連勝、JpnⅠ全日本2歳優駿出走、昨年3歳時の重賞・黒潮盃4着など早くからある程度の活躍はしていたハルディネロ。
自己条件に戻ってから、特に今年春からは非常に充実振りが目を引く成長力を見せ、再び重賞に挑戦してきた。
現在3連勝中だが、決して弱い相手に連勝してきた訳ではなく、その相手関係、勝ちっぷりからは昨年より明らかに地力を増している。
前走のトライアル・スパーキングサマーチャレンジでは馬場状態が味方した部分はあるが6馬身差の楽勝。
近走は逃げ・先行で結果を出しているが、脚質の自在性がある馬で、無理に先手を取りに行く必要はなく、好位からでも十分に対応可能。
好メンバーが揃った為、実績では劣るが、勢いならメンバー随一の存在。
対抗はトロヴァオ。
昨年秋のJpnⅠJBCスプリントで11番人気ながら3着に入ったトロヴァオ。
JpnⅠJBCスプリント後の今年はフジノウェーブ記念を優勝、ハイセイコー記念、ダービーグランプリに続き自身3度目の重賞制覇を飾り、7歳になっても更に充実振りを示している。
器用な立ち回りが出来る事から、あらゆるコースに対応出来る馬で、川崎コースではこれまで勝利は無いが(0・3・1・1)と、唯一の馬券外もJpnⅠ全日本2歳優駿4着だけで崩れず走っており、非常に得意にしているコース。
脚質に注文が付かないのも大きな強調材料。
グレンツェントはJRA在籍時にGⅢレパードステークス、GⅡ東海ステークスとグレードレース2勝、今回のメンバーなら圧倒的な実績最上位馬。
今年は5月に今回と同コースの川崎マイラーズを優勝、その後の重賞2戦も僅差の3、2着とここに来て南関東での水に合い復調してきた印象。
中団~後方タイプの馬で、ある程度ペースは流れて欲しいが、能力的にあっさりがあっても不思議はない。
馬券はハルディネロ1、2着固定の三連単フォーメーションを考えています。

