明日の小倉競馬場のメインレースはサマー2000シリーズの重賞競走、小倉記念です。


2006年の小倉記念はスウィフトカレントが優勝。
スウィフトカレントは父サンデーサイレンス、母ホワイトウォーターアフェアという血統の牡馬。
スウィフトカレントは2003年12月にデビュー。
デビュー戦はブラックタイドの2着、2戦目で初勝利を上げると、続く500万(現1勝クラス)はハナ差の2着。
ダービー出走権を懸けたGⅡ青葉賞に格上挑戦で挑むも4着に終わり、ダービーの出走権は得られなかった。
秋になり、500万(現1勝クラス)を勝利、2005年は獲得賞金の関係上もあり、1000万(現2勝クラス)を3勝する。
準オープンに昇格後もクラスの壁は感じさせず2戦連続で勝ち馬とタイム差無しの2着に入る。
2006年1月には格上挑戦でハンデのGⅡ日経新春杯に出走し、アドマイヤフジにアタマ差の2着に入り、賞金を上積みさせオープン入り。
少し間隔を開けて夏のGⅢ小倉記念に出走。
単勝4番人気の評価だったスウィフトカレントは序盤最後方の位置から向正面でも終始インコースを狙って追走。
3コーナーに入り、各馬勝負どころに入り、仕掛け出すがスウィフトカレントはまだ内があくまで脚を溜める。
4コーナーでようやく空いた最内にスウィフトカレントを誘導する鞍上の福永祐一騎手。
最後は外を回して追い込むヴィータローザ、ニホンピロキースを押さえて優勝、重賞初制覇を飾った。
次のGⅢ新潟記念は1番人気で4着に敗れるも、ポイントを加算したスウィフトカレントはサマー2000シリーズの初代王者に輝いた。
更にGⅠ天皇賞・秋では7番人気ながら直線でダイワメジャーと馬体を併せての叩き合いに持ち込み半馬身差の2着と大健闘する。
その後スウィフトカレントは翌年のGⅡ金鯱賞で2着、ダート戦でも善戦するが勝ち星は上げられず、2009年3月のGⅢ中京記念15着を最後に引退しました。
42戦6勝。主な勝ち鞍、GⅢ小倉記念、GⅠ天皇賞・秋2着、GⅡ金鯱賞2着、GⅡ日経新春杯2着。
発走は15:35です。
ハンデ戦です。
サマー2000シリーズ第3戦の小倉記念。
現在のサマー2000シリーズは七夕賞1着のクレッシェンドラヴ、函館記念1着のアドマイヤジャスタと2頭が同等の10ポイントで首位。
今回の小倉記念出走馬の中でサマー2000シリーズ対象競走に出走しているのはノーブルマーズ、アウトライアーズ、レイホーロマンスの3頭。
まだ8月26日にGⅡ札幌記念、9月6日GⅢ新潟記念とシリーズは続きますが、とりあえずは小倉記念を優勝した馬は首位になる為、ある程度の勝負気配はありそうですね。
まあ、小倉記念から札幌記念へは日程的に厳しいので、今回を叩いて新潟記念を目標にしている馬もいるはずで、その見極めが重要になってきそうです。
それでは小倉記念の予想を紹介します。
評価順で。
◎2ミスディレクション
○8サマーセント
▲10レイホーロマンス
△1ノーブルマーズ
△11サトノルークス
△14ランブリングアレー
△3アールスター
本命はミスディレクション。
サマー2000シリーズの対象競走だが、今年のGⅢ小倉記念はシリーズポイント上位馬の出走は無く、少し低調なメンバー構成な印象。
それなら前走準オープン勝ち上がりの馬でも十分勝負になるであろう感じはする。
ミスディレクションは2016年2歳時のGⅡホープフルステークス以来の重賞挑戦になるが、自分のスタイルに磨きが掛かり力を付けての重賞再挑戦。
準オープン時代には後にオープン・重賞で活躍する馬達を相手に好勝負をしており、今回のメンバー構成なら力は足りるはず。
小倉芝2000mでも勝ち星があり、開幕週で絶好の内枠が当たった。
無理にハナを主張しそうな馬も見当たらず、自分の形に上手く持ち込めれば逃げ切りまで期待出来る。
対抗はサマーセント。
重賞初挑戦になった前走のGⅢマーメイドステークスでは渋った馬場・50キロのハンデがあったとはいえ、格上挑戦ながら鞍上酒井学騎手の積極的なリードで見事優勝。
今回は前走ほど恵まれたハンデとは言えないが、引き続き酒井学騎手鞍上で52キロ、牡馬混合とはいえ、このメンバーなら再度良い走りを期待出来そう。
欲を言えば少し馬場が渋ってほしいところだが良馬場でも結果を出しており、逆に先行有利な開幕馬場で前走同様積極的に早めに仕掛けて後続に脚を使わせる形を取れれば。
レイホーロマンスは2018年のGⅢ小倉記念で4着。
今年に入ってからもGⅢ愛知杯3着、GⅢ小倉大賞典4着、前走のGⅢ函館記念でも僅差の5着と相手関係に関わらず自分の脚でラストは詰めて来る。
51キロの軽量なら馬券内に食い込むチャンスは十分にある。
馬券はミスディレクション中心の三連系を考えています。
