明日、佐賀競馬場で1400mハンデのダートグレード競走、サマーチャンピオンが行われます。

クラスターカップと同じダート短距離重賞戦線なんですが、このサマーチャンピオンは1400mでハンデ戦というのがひとつのポイントになってきますね。

2012年のサマーチャンピオンはテイクアベットが優勝。
テイクアベットは父サクラバクシンオー、母テイクザケイクという血統の牡馬。
テイクアベットは2010年11月にデビュー。
芝の2戦は敗れるが、3戦目のダート1400mの未勝利戦を逃げ切って初勝利。
2011年3月には昇級3戦目で500万(現1勝クラス)も逃げ切って2勝目を上げる。
その後、1000万(現2勝クラス)に上がってからは再び芝に使うなど中々勝ち上がれなかったが、2012年1月のダート1200m戦を優勝、同クラスを突破する。
4月の準オープン戦・陽春ステークスでは6番人気ながら逃げ切って優勝、オープン入りを果たす。
その後、芝のオープン特別で3着と健闘、6月の降級戦の準オープンでは58キロの斤量ながら逃げ切り、再びオープンクラスに戻る。
初の重賞挑戦になった7月のGⅢプロキオンステークスではハナを切って優勝したトシキャンディの2番手からレースを進めるが、直線で一杯になり6着に終わった。
8月のJpnⅢサマーチャンピオンでは得意の先行力を生かしてハナを切り、ラブミーチャン、スーニなどの強豪相手に4馬身差を付けて圧勝、重賞初制覇を飾った。
続く大井・JpnⅡ東京盃では3番人気に推されるが、スタートでダッシュが付かず、直線では後方から脚を伸ばすも6着に敗れた。
その後テイクアベットは調教中に繋靭帯を断裂、復帰は叶わず引退する事になりました。
19戦6勝。主な勝ち鞍、JpnⅢサマーチャンピオン。
発走は16:55です。
ハンデ戦です。
JRAから5頭、地元・佐賀4頭、笠松2頭、兵庫1頭の計12頭で争われます。
盛岡・クラスターカップに続く真夏のダートグレード競走サマーチャンピオン。
人気が予想されるダート短距離界のトップホースの1頭であるコパノキッキングがハンデ頭の58.5キロ、それに続くのがヤマニンアンプリメ、サヴィの56キロ、以下ヒラソール55キロ、メイショウテンスイ53キロのJRA勢。
対する地方勢は全頭52キロと斤量的には食い込むチャンスが地方勢もありそうには見えますが、やはり地力に勝るJRA勢は強力で、それに互角に対応出来そうな地方馬は残念ながら見当たらない感じ。
特に地元・佐賀所属馬のサマーチャンピオン優勝は創設以来一度も無く、今年こそはの期待はあるも、ドラゴンゲートなど地元短距離のエース格は不在で、今年も厳しい戦いを用いられそうですね。
それではサマーチャンピオンの予想を紹介します。
評価順で。
◎12メイショウテンスイ
○7コパノキッキング
▲5サヴィ
△10ヒラソール
△1ヤマニンアンプリメ
△11ナムラムート
本命はメイショウテンスイ。
メンバー唯一の3歳馬で、2歳時からJpnⅡ兵庫ジュニアグランプリ2着、JpnⅠ全日本2歳優駿1番人気に支持され4着と既に重賞級の活躍をしているメイショウテンスイ。
明けて3歳になってからの2戦は案外な結果に終わったが、5月の端午ステークス、6月の古馬相手の準オープン戦でともに僅差の走りを見せた。
前走の大阪スポーツ杯では好位から抜け出して快勝、3歳馬ながら古馬を押さえて優勝、オープン入りを果たした。
今回も前走同様揉まれずに先行出来そうな枠順が当たり、ハンデ戦で重賞実績はある馬だが斤量は据え置きの53キロと少し恵まれた印象。
軽ハンデ馬で好結果を出している酒井学騎手鞍上も大きな魅力。
対抗はコパノキッキング。
これまで重賞4勝、JpnⅠJBCスプリント2着など、ダート短距離界屈指の実力馬コパノキッキング。
前走は敗れたが、今年はGⅢ根岸ステークスで後にGⅠフェブラリーステークスを優勝するモズアスコットの2着と、依然その力に衰えは無く、一気に相手関係が軽くなった今回は実績から当然最有力にはなって来る存在。
実績からトップハンデ58.5キロは仕方ないが、最近は先行する競馬で好結果を出しており、初の小回り佐賀でも問題無いだろう。
今回は藤田菜七子騎手からテン乗りの武豊騎手に替わってコパノキッキングをどう騎乗するかにも注目が集まる。
サヴィは前走の天保山ステークスで強敵レッドルゼルを破ってオープン初勝利。
初の地方コースになるが安定した先行力から高い適性を見せる可能性はありそう。
馬券はメイショウテンスイ中心の三連単で勝負したいですね。
