明日、函館競馬場でサマー2000シリーズの重賞競走、函館記念が行われます。









2005年~2007年の函館記念はエリモハリアーが3連覇。





エリモハリアーは父ジェネラス、母エリモハスラーという血統のセン馬。






エリモハリアーは2002年11月にデビュー。

初勝利は2003年8月の札幌と、時間を要したが、500万(現1勝クラス)は2戦目で優勝。


昇級してからも堅実な走りを続けて2004年には1000万(現2クラス)特別を3勝、2005年7月には格上挑戦の函館・オープン特別の巴賞を7番人気ながら優勝する。


続いて出走したGⅢ函館記念では6番人気だったが、好位追走から直線逃げるブルートルネードを捕らえて優勝、重賞初制覇を飾る。



その後も好走を続け、2006年のGⅡ金鯱賞3着、巴賞2着を経て昨年制したGⅢ函館記念に出走。


GⅢ函館記念では1番人気に支持され、中団から徐々に好位に取り付くと、最後はエアシェイディを押さえて優勝、見事函館記念連覇を飾る。


次に出走したGⅡ札幌記念5着の後は休養に入る。



2007年7月の巴賞で復帰すると、まさかの最下位11着に大敗する。


3連覇が懸かるGⅢ函館記念では57キロの斤量と前走の大敗が影響してか、7番人気の低評価。


しかし、中団のインコースの位置を確保すると、直線では粘るマイソールサウンドを交わし、最後はロフティーエイムとの追い比べを制して優勝、見事同一重賞3連覇の偉業を達成した。



その後、エリモハリアーは4連覇が懸かった2008年のGⅢ函館記念は4着、GⅠジャパンカップ、GⅠ天皇賞・秋などに挑戦するが、勝ち星は上げられず、10歳になった2010年のGⅢ函館記念13着を最後に引退しました。



引退後は函館競馬場で誘導馬として活躍、誘導馬を引退後の2018年に繋養先の牧場で病気により亡くなりました。











63戦9勝。主な勝ち鞍、GⅢ函館記念3連覇、GⅢ朝日チャレンジカップ2着。








発走は15:25です。


ハンデ戦です。









サマー2000シリーズ第2戦のGⅢ函館記念。


荒れる重賞競走として名高いGⅢ函館記念ですが、昨年はマイスタイルが1番人気に応えて優勝しました。


それでも過去のGⅢ函館記念を見ると1番人気馬の成績は振るわず、2017年は三連単で91万超えなど、非常に難解なレースです。



今年も激戦メンバーが揃いましたが、一筋縄ではいかない感じですし、ハンデ戦というのも拍車をかけてとてつもない大波乱になる可能性はありそうです。










それでは函館記念の予想を紹介します。

評価順で。






◎5カウディーリョ

○2バイオスパーク

▲10トーラスジェミニ

△7レイホーロマンス

△3ミスマンマミーア

△13ニシノデイジー

△8ベストアプローチ

△11スズカロング

△1レイエンダ








本命はカウディーリョ。


これまで8戦4勝、内4回は3着以下という極端な結果に終わっている堀厩舎のカウディーリョ。


昨年は2勝クラスを勝ってGⅠ菊花賞にも出走(8着)したが、2月に小倉の準オープン戦を勝ってオープン入り、前走のLメトロポリタンステークスでは勝ち馬から0秒1差の4着と確実に成長している。


洋芝では札幌で2勝を上げて、得意と言える成績を残しており、初の函館コースも現地で滞在し、調整されて特に不安な感じもない。


自在に立ち回れる馬で位置取りも拘りはなく、状況に応じた競馬は出来る馬。


軸はこの馬か。














対抗はバイオスパーク。


堅実な成績を残して来たが、今年2月にとうとうオープン入り、初の重賞挑戦がGⅢ函館記念になるバイオスパーク。


オープンに上がってからもリステッド競走で続けて好走、特に前走のL都大路ステークスでは勝ち馬ベステンダンクからタイム差無しの2着と結果を出しており、ローカルハンデ重賞なら十分に太刀打ち出来る力を証明した。


函館コースはこれまで3戦1勝2着1回、馬券内を外したレースも芝2600m戦で、少し距離が長かった印象で、それでも4着には来ており、コース適性は高そう。


今回はベストと言える2000m戦、絶好の枠順が当たり、好位からの競馬で良い結果を期待出来そう。














トーラスジェミニは最低人気のGⅢ新潟大賞典で3着に大健闘、前走の巴賞で優勝。


近走の充実振りは目を見張る物があり、コース適性は前走で証明済み。


ここもすんなり先行なら侮れない馬だろう。














馬券はカウディーリョ中心の三連複で買いたいですね。