本日、東京競馬場のメインレースは芝1800mの重賞競走、エプソムカップです。









2006年のエプソムカップはトップガンジョーが優勝。





トップガンジョーは父マヤノトップガン、母ゴールデンノヴァという血統の牡馬。






トップガンジョーは2004年6月にデビュー。

同年11月6戦目にして初勝利を上げると、500万(現1勝クラス)も2戦目で勝利、オープンクラスに上がる。



重賞初挑戦は2005年3月の皐月賞トライアル・GⅡスプリングステークス。



武豊騎手鞍上で7番人気だったが、好位から早めに抜け出し、直線でも渋とく粘って3着に入線、皐月賞の優先出走権を獲得する。



しかし、本番のGⅠ皐月賞では優勝馬ディープインパクトから大きく離された10着に終わった。


7月のGⅢラジオたんぱ賞は5着、自己条件戦を優勝して挑んだ9月の菊花賞トライアル・GⅡセントライト記念では13着と重賞の壁に跳ね返された。



11月の準オープン戦を優勝、12月のGⅢ中日新聞杯、年が明けた2006年2月のGⅢ小倉大賞典ともに5着と徐々に素質が開花しだす。



5月のオープン特別3着をひと叩きして挑んだ6月のGⅢエプソムカップでは7番人気だったが、好位追走から直線に入ると外に持ち出し、重馬場の中マチカネキララとの激しい叩き合いになるが競り落とし、ラストは追いすがるグラスボンバーを押さえて優勝、今は亡き後藤浩輝騎手鞍上で初重賞制覇を飾った。



続く8月のGⅢ新潟記念では後方から上がり最速の脚で突き抜けて優勝、一気に本格化を思わせる重賞連勝を飾る。



秋の天皇賞など大舞台での活躍が現実味を帯びてきたトップガンジョーだったが、新潟記念後は脚部の故障を抱えていた事もあり、休みがちになって成績は下がり、2009年3月のGⅡ中山記念8着を最後に引退しました。










27戦6勝。主な勝ち鞍、GⅢエプソムカップ、GⅢ新潟記念。







発走は15:45です。









別定重量の芝1800m重賞競走エプソムカップ。



ここからサマー2000シリーズに向かう馬もいそうですが、一応のエプソムカップの位置付けは、秋に同舞台で行われるGⅡ毎日王冠までを見込んだ馬のステップ競走的な感じですね。



歴代優勝馬にはマーベラスサンデー、エイシンデピュティ、エイシンヒカリなど、府中の中距離重賞らしく結構な馬達がいるんですが、同年でエプソムカップ→毎日王冠→天皇賞・秋と3連勝した馬は1991年のプレクラスニーだけだったと思います。



まあ、中々位置付けが難しい時期のレースではあるんですが、特にGⅡ毎日王冠との関連性は高いレースなので、今後へ向けてしっかりレースをチェックしておきたいですね。











それではエプソムカップの予想を紹介します。

評価順で。






◎4サトノアーサー
○14インビシブルレイズ
▲7サラキア
△11アトミックフォース
△5ピースワンパラディ
△6ダイワキャグニー
△1ソーグリッタリング
△17レイエンダ
△3ギベオン







本命はサトノアーサー。



(2017年・きさらぎ賞出走時)



一昨年のGⅢエプソムカップ優勝馬で、3歳時はクラシック戦線で活躍、現在も堅実な走りが続くサトノアーサー。


勝ち味に遅いが、非常に安定した成績で、近走も勝ち馬とは紙一重の僅差の勝負をしており、極悪馬場だった昨年のLキャピタルステークス6着以外はきっちり自分の力は発揮している。


今回は昨年のLキャピタルステークスほどの馬場にはならず、レース直前にはある程度回復して来そうで、普通の重馬場レベルならむしろ得意と言える成績を残しており、他馬が馬場を気にするようだと比較上は有利な立場になりそう。


昨日土曜日の東京芝レースを見る限りは直線で馬場の真ん中より外に出した方が走りやすそうだが、その辺りは鞍上が鞍上だけに十分理解しているだろう。


包まれずスムーズに直線で外に出せれば今回も堅実な走りを見せてくれるはず。













対抗はインビシブルレイズ。


昨年末にオープン入りすると、好メンバーが揃った今年2月のL白富士ステークスでは8番人気ながら中団から抜け出して優勝、前走のGⅢ新潟大賞典でも重賞初挑戦だったが、内容自体は悪く無い5着と健闘した。


今が非常に充実している馬で、東京コースは2戦2勝、左回りで馬券内を外したのは前走のGⅢ新潟大賞典だけで、2度目になる重賞、東京替わりはこの馬にとってはプラスに働きそう。


ドロドロの不良馬場になると多少不安な面はあるが、雨が降る稍重だった3走前の結果を考えると稍重~重までなら何とかこなしてくれると思う。


枠順的には馬場の痛みがマシな外目からレースを出来るのは魅力的。














サラキアは今年の皐月賞、ダービー2着馬サリオスの姉で昨年のGⅢエプソムカップの2着馬。


今年のGⅢ愛知杯は悪すぎた馬場に加え、大外枠でロスが多かった為の敗戦で度外視。


ベスト距離ではなかった昨年のGⅠエリザベス女王杯では優勝馬ラッキーライラックから0秒4差の6着と十分な内容を残しており、牡馬相手でもGⅢ級なら能力的に引けは取らない。


馬場は悪くなり過ぎると未知数な面はあるが、稍重程度なら昨年の走りから大丈夫だろう。


人気は無いが、ベスト距離の1800mならいつ上位に顔を出してもおかしくない馬。


ただ好勝負するには最低4~5番手くらいの位置は欲しいところ。












馬券はサトノアーサーから三連複で手広く買いたいですね。