明日、園田競馬場で兵庫3歳馬の頂点を決める大一番、兵庫ダービーが行われます。









昨年の兵庫ダービーはバンローズキングスが優勝。






兵庫ダービーの前身は兵庫県競馬にサラブレッド系競走馬が導入された1999年、その翌年に創設された園田ダービー。



2006年に競走名が兵庫ダービーに変更され、菊水賞→JpnⅡ兵庫チャンピオンシップ→兵庫ダービーで構成される兵庫三冠の最終戦として実施されています。




歴代優勝馬にはロードバクシン、シンドバッド、グレートステージ、チャンストウライ、オオエライジン、インディウム、コーナスフロリダなどがいます。







発走は16:15です。









兵庫3歳最強馬決定戦である兵庫ダービー。


今年から優勝賞金が昨年の1300万円から2000万円に大幅に増額され、より兵庫3歳最強を決めるレースとして定着して来そうになりました。


 

しかし、昨年JRAの野路菊ステークス3着、GⅡデイリー杯2歳ステークス挑戦など兵庫県競馬を引っ張って来たエキサイターは復帰が間に合わず不在。



(2019年・デイリー杯2歳ステークス出走時)



そこに一冠目の菊水賞など重賞4連勝を飾った牝馬ステラモナークが現れましたが、前走ののじきく賞でまさかの5着敗退。



ダービーを前にして一気に兵庫3歳戦線は混戦模様になったと言えますが、メンバーとしてはそのステラモナークを初め、昨年の園田ジュニアカップ優勝馬イチライジン、笠松・ゴールドジュニアを制したガミラスジャクソン、JpnⅡ兵庫チャンピオンシップ4着のピスハンドなど改めての兵庫3歳最強を決めるにふさわしい良いメンバーが揃いました。



優勝賞金的にも同じ地方競馬ダービーシリーズの南関東・大井の東京ダービーに次ぐ存在感を示すレースになりましたし、優勝馬には是非ジャパンダートダービーに挑戦してくれる事を期待したいですね。








それでは兵庫ダービーの予想を紹介します。

評価順で。






◎11イチライジン
○12ピスハンド
▲9ステラモナーク
△8ガミラスジャクソン
△2トライバルキング
△5キクノナナ







本命はイチライジン。


昨年は園田ジュニアカップを優勝、今年に入っても1700mの中距離になってから連勝、菊水賞4着からの巻き返しが期待されるイチライジン。


前走の菊水賞は期待外れな結果に終わったが、2走前にはピスハンド、2歳時には1400m戦だがステラモナークに勝っており、まともに力を出し切れば世代トップの力がある馬だろう。


菊水賞後はJpnⅡ兵庫チャンピオンシップを回避、兵庫ダービー1本に目標を絞って調整、逆算して今回がメイチと思われ、距離が伸びるのもプラスに出そう。












対抗はピスハンド。


1勝馬だが、昨年の兵庫若駒賞、今年4月の菊水賞ともに2着、その時の優勝馬はそれぞれエキサイター、ステラモナークと、兵庫の世代トップクラスの馬で、3月のレースでもイチライジンの2着があり、高い能力を持っているピスハンド。


前走のJpnⅡ兵庫チャンピオンシップではJRA勢には大きく離されたが、地方最先着となる4着と健闘、改めて兵庫3歳を代表する1頭である事を印象付けた。


前走後は疲れの心配はあったが、追い切りでは昨年の兵庫ダービー馬バンローズキングスと併せ、同馬の外を回して51秒0~25秒3の好タイムを刻んで先着、この走りからは疲れの心配は感じられない。


1870mの距離も経験し、前走だけ走りばもちろん上位争い必至だろう。













ステラモナークは圧倒的人気の前走のじきく賞はまさかの5着。


良馬場でスタミナ・パワーを要するダートになってしまったのも敗因のひとつと思われ、雨が降ってスピード重視の馬場になれば、多少の距離延長でも対応する可能性はある。












馬券は三連単でイチライジン中心で買いたいですね。