本日、京都競馬場のメインレースは3歳馬による芝2200mの重賞競走、京都新聞杯です。








2012年の京都新聞杯はトーセンホマレボシが優勝。





トーセンホマレボシは父ディープインパクト、母エヴリウィスパーという血統の牡馬。





トーセンホマレボシは2011年12月にデビュー。

2012年2月、小倉競馬場の未勝利戦を優勝、3戦目で初勝利を上げる。


阪神競馬場芝2400mの500万(現1勝クラス)では1番人気に支持されるも5着に敗れた。


次に出走した中京をでの500万(現1勝クラス)で優勝、オープン入りを果たす。


ダービーへ向けた東上最終便であるGⅡ京都新聞杯では5番人気だったが、積極的に2番手からの競馬で直線抜け出し、2着のベールドインパクト0秒4差を付けて優勝、日本ダービー出走へ望みを繋げた。



そして向かえた競走馬にとっての晴れ舞台、GⅠ東京優駿・日本ダービー。


1番人気は前走のGⅠ皐月賞で負けて強しの内容だったワールドエース、2番人気に皐月賞馬ゴールドシップ、以下、ディープブリランテ、グランデッツアが続き、トーセンホマレボシは5番人気。


スタートし、ぜロスがハナを奪い、トーセンホマレボシは前走同様に2番手から積極的な競馬、ディープブリランテは好位、ワールドエース、ゴールドシップは後方から。


ゼロスが刻むペースは1000m59秒1と、2400mにすればやや速い流れ。

トーセンホマレボシはぴったり2番手をキープ、ワールドエースをマークするようにゴールドシップも徐々に前を意識する。


3、4コーナー、逃げるぜロスにトーセンホマレボシは積極的に仕掛け出し、後続も追い出しに掛かる。

2頭が後続を4~5馬身引き離した状態で直線へ。


ゼロスを交わしてトーセンホマレボシが先頭に立つが、その直後からディープブリランテ、フェノーメノが勢いよく伸びて来る。


残り200mを切った辺りでディープブリランテがトーセンホマレボシを交わし、外からフェノーメノ、その後方からようやくワールドエース、ゴールドシップが追い込んでくるが、時既に遅く、ディープブリランテ、フェノーメノ2頭が前に出て、3番手を懸命にトーセンホマレボシが粘る。

最後はディープブリランテが僅かに前に出たところがゴール。

フェノーメノは2着、3着にトーセンホマレボシが大健闘の3着。



大舞台で3着という結果を残したトーセンホマレボシは更なる活躍が期待されたが、後に屈腱炎を発症、オーナーの意向により、種牡馬になった。



種牡馬入り後はGⅡ日経賞、GⅡセントライト記念を制したミッキースワローを輩出、父が果たせなかったGⅠ制覇を目指して活躍しています。










7戦3勝。主な勝ち鞍、GⅡ京都新聞杯。







発走は15:35です。








かつては菊花賞トライアルとして行われていた京都新聞杯ですが、春の施行になってからの勝ち馬からアグネスフライト、キズナと2頭のダービー馬が誕生、その他にもハーツクライ、インティライミ、トーセンホマレボシ、サトノラーゼンなどが次のダービーで上位に来ました。



日本ダービーのトライアル競走ではありませんが、ダービーへ向けた東上最終便の3歳重賞として非常に大事なレースで、昨年の京都新聞杯2着のロジャーバローズは見事ダービー馬に輝きました。



今年もここから日本ダービーで上位、優勝する馬が登場するかも知れませんし、ダービーに向けてしっかりレースをチェックしておきたいですね。








それでは京都新聞杯の予想を紹介します。

評価順で。





◎8アドマイヤビルゴ
○3シルヴェリオ
▲6ディープポンド
△11マンオブスピリット
△10ファルコニア






本命はアドマイヤビルゴ。


亡き近藤利一オーナーが残した超高額取引馬で、期待に応えるようにデビュー戦、皐月賞トライアル・若葉ステークスを連勝したアドマイヤビルゴ。


皐月賞の出走権を獲得したが、陣営はダービー1本に絞ったローテーションを選択、前哨戦として京都新聞杯に出走する運びとなった。


馬体は小柄だが、レースを重ねる毎に成長が伺え、前走の若葉ステークスでは3番手から上がり33秒6の脚を繰り出し、1分58秒6の好時計。


デビュー戦の頃は半信半疑な面もあったと言えるが、前走を見る限り、今回は更に馬は成長・良化していそう。


コロナウィルスの影響で騎手の移動制限がある為、藤岡康太騎手に乗替わりになるが、流石にこのメンバーなら崩れる事は考えにくい。


ダービーを取る為に皐月賞を回避した限りは前哨戦のここでは負けられないところだろう。










対抗はシルヴェリオ。


デビュー2戦は出負けなどもあり、案外な走りだったが、3戦目の未勝利戦ではスタートを決めて先行、余力十分で上がり最速の脚で突き抜けた。


期待された前走、皐月賞トライアル・若葉ステークスではアドマイヤビルゴに次ぐ2番人気の支持を集めたが、最下位の6着に敗退、ラストを見る限りはジョッキーが無理をさせていなかった感じで、明らかに能力での敗戦ではないだろう。


今回は仕切り直しの一戦になるが、未勝利戦のパフォーマンスからもっと上を目指せそうな馬。


ブリンカー着用でどんな変わり身を見せるか非常に楽しみ。











ディープポンドは1勝馬の身で皐月賞に挑戦、結果10着だったが、好位に取り付き自分の競馬は出来たし、善戦したと言える内容。


2走前、アザレア賞のレース振りからは前走から1ハロンでも距離が伸びるのはプラスに働きそうで、安定したポジションから競馬が出来ているのも魅力的。


アドマイヤビルゴをマークする位置からの食い下がりに期待。











馬券はアドマイヤビルゴ中心の三連単フォーメーションで買いたいですね。