本日、園田競馬場のメインレースは兵庫県競馬春の大一番、兵庫大賞典です。









昨年の兵庫大賞典はエイシンニシパが優勝。






兵庫大賞典は兵庫県競馬伝統の上半期古馬No.1決定戦とも言えるレースで、ご存じアラブ系のみで実施されていた時代ではセキメイヒット、ケイエスヨシゼン、ワシュウジョージなどが優勝。



アラブ・サラブレッド混合重賞になった2002年、兵庫三冠馬ロードバクシンが1番人気に支持されたこの年はクールテツオー、サンバコール2頭のアラブが参戦。


3、4コーナーから一気のまくりを見せた田中学騎手のサンバコールは直線でもその脚は衰えず、2着の上がり馬シュンエイゼネラル、3着三冠馬ロードバクシンを押さえて優勝、もう1頭のアラブのクールテツオーも僅差の4着と健闘。



サンバコールが1着でゴール板を駆け抜けた直後の吉田勝彦アナウンサーの〝あっぱれアラブのサンバコール!!〟の名セリフは園田ファンには非常に印象的でしたね。


自分も目の前でレースを見ていたので兵庫最強馬ロードバクシンの敗戦で呆然とする一方で、改めて〝アラブのメッカ〟と言われていた兵庫アラブ系競走馬の底力を感じるレースになりました。







自分はめちゃくちゃ若かった時は、水曜日の〝園田競馬中継〟はビデオで録画(まだ学生だったので)、開催日の夜23:30~23:45にサンテレビで放送していた「園田競馬ダイジェスト」はほぼ毎回観ていましたね笑


番組は打ち切りになってしまいましたが、園田競馬中継のキャスターを務めていた高山トモヒロさんのトークも含め、本当に楽しい番組でした。



懐かしいです。








発走は18:30です。








春の兵庫最強馬決定戦である兵庫大賞典。


今年は大幅な賞金増額が発表された兵庫県競馬ですが、本日行われる兵庫大賞典は兵庫県競馬のクラスⅠ重賞という事もあり、優勝賞金は地元限定重賞では破格の2000万円!



昨日名古屋競馬場で行われたダートグレード競走・かきつばた記念の優勝賞金が2200万だった事を考えるとこの賞金は本当に凄いですよね。



本年度の兵庫県競馬の重賞日程から確認すると、目立つのは兵庫ダービー、楠賞が2000万。



そして園田金盃に至っては3000万!これ兵庫所属馬限定重賞ですよね!?、JpnⅢ・Ⅱじゃないですよね!?って確認してしまう額です笑


南関東も驚きの賞金額です。




そんな高額賞金を懸けて争われる兵庫大賞典も必然的に今現在兵庫を代表する古馬のトップホースが勢揃いしたと言える超豪華メンバー。


無観客じゃなければ絶対に現地で観戦していましたね笑





今年の兵庫大賞典の一番の見所はやはり、タガノゴールド、エイシンニシパの今回で7度目になる対決。


これまで6戦の成績はタガノゴールドが4勝し、勝ち越しはしていますが、距離によっては微妙な適性差はあるものの、甲乙付けがたい感じですね。

今回は1870m、どんなレースになるか。






個人的にはJRA勢独占が続く明日のJpnⅡ兵庫チャンピオンシップよりワクワクします。










それでは兵庫大賞典の予想を紹介します。

評価順で。





◎2タガノゴールド
○3ジンギ
▲9エイシンニシパ
△7オオオヤブン
△4ヒダルマ







本命はタガノゴールド。



(2019年6月・六甲盃出走時)



これまで重賞競走を7勝、重賞勝ち数だけ見ればエイシンニシパが勝ち越してはいるが、タガノゴールドは兵庫在籍馬になってからJpnⅠJBCクラシック遠征など中央馬も含めたトップクラスに果敢に挑戦して来た。


地元・地区交流の重賞だけを選んで出走していれば更に重賞勝ち数は増えていたと思われ、これまでのレース実績だけを考えると個人的には兵庫最強馬の評価が出来る馬。


前走、距離を求めての遠征になった船橋・JpnⅡダイオライト記念ではJRA勢・南関東の強豪相手に5着に入った。


僅かに1870mならエイシンニシパの方が実績は上だが、昨年同距離の園田金盃ではタガノゴールドが勝っており、総合的に踏まえてもやはりタガノゴールドの方が自力は上と見る。


陣営は再び南関東などに遠征を計画しているようで、優勝賞金が一気に増額になった頂上決戦をきっちり勝って更に箔を付けておきたいところ。











対抗はジンギ。


昨年は園田ユースカップ、菊水賞と重賞競走を2勝、11月の楠賞では北海道競馬三冠馬リンゾウチャネル相手に強い2着、更なる飛躍が期待される4歳馬ジンギ。


今年は更に選択肢を広げるべく、1800m以上のレースを中心に出走、近3走で1・2・1着と非常に良い走りで結果を出した。


2走前は2着だが、勝ち馬マイフォルテは先月29日の笠松・オグリキャップ記念を優勝した事を考えると逆に価値ある2着だったと取れる。


タガノゴールド、エイシンニシパとは初対戦になるが、伸び盛りの4歳馬、脚質にも融通が効く馬で、勝負どころでの仕掛けのタイミングが素晴らしい鞍上田中学騎手とも非常に手が合う。


2強に割って入るシーンを期待したい。












昨年覇者で、何とか1870mでタガノゴールドに雪辱を果たしたいエイシンニシパ。



(2019年・新春賞出走時)



これまで重賞競走10勝はタガノゴールドに勝ち越し、1870mの距離ならタガノゴールド1勝に対してエイシンニシパは5勝、距離適性だけなら僅かにタガノゴールドより上の評価は出来る。


昨年のように距離適性を武器にタガノゴールドに一太刀入れたいところだが、今回は外目の枠になってしまった。


タガノゴールド不在ならそれでも優勝を意識出来る馬だが、先行脚質だけに前半に脚を使ってポジションを取りに行く必要性がある事を考えると勝ち切るまではどうか。













馬券は三連単でタガノゴールド中心で買いたいですね。