明日の福島競馬場のメインレースは牝馬限定の重賞競走、ヴィクトリアマイルの前哨戦、福島牝馬ステークスです。









2012年、2013年の福島牝馬ステークスはオールザットジャズが連覇。






オールザットジャズは父タニノギムレット、母ダイヤモンドピサという血統の牝馬。







オールザットジャズは2011年4月にデビュー。

2戦目で初勝利を上げ、同年10月の500万(現1勝クラス)を勝つと、陣営は強気にGⅠエリザベス女王杯にオールザットジャズを挑戦させる。


流石に牝馬最高峰の舞台では15着と厳しい洗練を受ける結果に終わったが、その後は条件戦を2連勝し、オープン入りを果たす。


オープン入り直後に挑んだ2012年3月のGⅢ中山牝馬ステークスでは後方から一気に追い込み2着に入ると、続くGⅢ福島牝馬ステークスで1番人気に応えて優勝、重賞初制覇を飾った。



しかし、2番人気に支持されたGⅠヴィクトリアマイルはホエールキャプチャの15着と大敗、その後も勝ち切れない競馬が続いた。


2013年GⅢ中山牝馬ステークス3着後に出走したGⅢ福島牝馬ステークスでは1番人気に支持され、マイネイサベルをクビ差押さえて優勝、昨年に続く同レース連覇を飾った。


その後更なる活躍が期待されたが、勝ち星は上げられず、2013年GⅢ愛知杯4着を最後に引退しました。











25戦6勝。主な勝ち鞍、GⅢ福島牝馬ステークス2回、GⅢ中山牝馬ステークス2着。







発走は15:25です。


優勝馬にはGⅠヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられます。








GⅠヴィクトリアマイルの前哨戦の位置付けである福島牝馬ステークス。

同じ前哨戦としてはGⅡ阪神牝馬ステークスの方が主流ですが、2014年の福島牝馬ステークスの優勝馬ケイアイエレガントは翌2015年のヴィクトリアマイルで12番人気ながら2着に入る活躍を見せました。



しかし、今年のヴィクトリアマイルにはグランアレグリア、ノームコア、クロノジェネシス、ラヴズオンリーユー、サウンドキアラ、ダノンファンタジーなどの強豪が出走を予定。

それらの強豪が待つヴィクトリアマイルへ向けて今回の出走馬から存在感を見せる馬が登場するか注目です。








それでは福島牝馬ステークスの予想を紹介します。

評価順で。






◎3サラキア
○11デンコウアンジュ
▲5リープフラウミルヒ
△6カリビアンゴールド
△1エスポワール
△8ダノングレース
△14フェアリーポルカ
△9レッドアネモス







本命はサラキア。


3歳時はGⅡローズステークス2着、GⅠ秋華賞4着の他も強豪相手に僅差の勝負を演じてきたサラキア。


昨年は勝ち星は無かったが、GⅢエプソムカップ2着、Lオクトーバーステークス3着など、牡馬相手のレースで好勝負した。


前走は重たい芝、大外枠が影響してか9着に終わったが、今回は一転して最内枠が当たり馬場も重たくなり過ぎなければ今までの成績から、即巻き返して当然の力はある。


福島コースは初めてになるが、そこまでコースを問わない馬で、距離はマイル~1800mくらいがベスト。


前走の敗戦から、人気も多少は落ちて来そうで魅力は十分。










対抗はデンコウアンジュ。


2歳時から牝馬トップクラスで走り続けてこれまで重賞競走を3勝、7歳になった今年もGⅢ愛知杯優勝、GⅢ中山牝馬ステークス4着と、非常に良い競馬を見せている。


馬場・コースは問わない馬で、要は脚質から展開面が重要になってはくるが、今回はモルフェオルフェが何が何でもハナを主張しそうだし、他にも前掛かりな馬が何頭か見受けられ、そこそこペースが流れそうなのはこの馬にとって何より。


福島牝馬ステークスは過去3年出走し、4、3、1着と好走、福島コースは得意な部類だろう。












リープフラウミルヒは格上挑戦になるが、準オープンで中々骨っぽい相手に好勝負しており、福島コースとの相性も悪くない。


1800mの距離もベストで、人気薄の一発を期待したい。











馬券はサラキア中心の三連複で買いたいですね。