2000年、サラブレッド系重賞になってからの初代優勝馬はマッキーローレル。
マッキーローレルは父タヤスツヨシ、母シーダンサーという血統の牡馬。
マッキーローレルは兵庫サラブレッド導入1期生で、1999年6月にデビュー。
同期にはダイトクヒテンやバクシンクリーク、アヤノミドリ、クールシャワー、スペシャルダッシュなどがおり、一冠目の菊水賞を勝って挑んだ二冠目のJpnⅡ(当時GⅢ)兵庫チャンピオンシップはJRA勢の前に9着。
最後の一冠、園田ダービー(現兵庫ダービー)ではハナ差でアヤノミドリに敗れて2着。
夏の金沢・MRO金賞を勝ってJRA中山競馬場で行われた菊花賞トライアル・GⅡセントライト記念に挑戦し、直線ではしぶとく食い下がり、ラストは差を詰めるが、勝ち馬アドマイヤボスから0秒2差、3着馬ジョウテンブレーヴとはクビ差の4着と大健闘。
しかし、惜しくもGⅠ菊花賞の優先出走権を逃してしまう。
GⅠ菊花賞への出走を諦め切れなかったオーナーサイドはレース直後にマッキーローレルをJRAへ移籍させる。
JRAに移籍して向かえたGⅠ菊花賞は積極的に先行する競馬を見せるも15着に大敗。
その後、兵庫に戻ってからは堅実に走り、遠征先でも金沢・白山大賞典3着などの活躍を見せました。
29戦9勝。主な勝ち鞍、菊水賞、MRO金賞、園田ダービー2着、スプリングカップ2着。
発走は16:15です。
4月の新年度から大幅な賞金増額が発表された兵庫県競馬。
新年度の重賞競走の優勝賞金を一通り見たんですが、主な重賞では新春賞が1500万円、兵庫ダービー、兵庫大賞典、楠賞が2000万円、そして園田金盃は何と3000万円!!
ネット投票が根付いて地方競馬が全体的に息を吹き替えして来ていたのは知っていたんですが、これだけの増額は驚きですね。
ただ、ネット投票が主流になるのがもう少し早かったら廃止にならずに済んだ地方競馬場もあったと思うと悔やむ気持ちはありますね。
自分が競馬を見始めて廃止になった競馬場は中津(大分)に始まって近年では荒尾(熊本)、福山(広島)と、いくつ無くなったのかな?
もう後少し持ちこたえてくれていたら・・・
今年の菊水賞の優勝賞金は1000万円。
確か自分が厩務員をしていた時の菊水賞の優勝賞金は350万円なんて年もあったはず。
しかし、これだけ賞金が増額されれば入厩してくる馬のレベルは格段に上がっていくはずだし、何より厩舎関係者の意識もかなり変わって来るでしょうね。
兵庫県競馬にはこれからの地方競馬、特に西日本の地方競馬を引っ張って行って欲しいですね。
それでは前置きが長くなりましたが菊水賞の予想を紹介します。
評価順で。
◎10イチライジン
○6ステラモナーク
▲1コスモピオニール
△8ピスハンド
△11ガミラスジャクソン
△12トライバルキング
本命はイチライジン。
昨年の園田ジュニアカップを制した兵庫2歳チャンピオンであるイチライジン。
今年も2戦とも勝利し、現在1700m戦で3連勝中、早くから菊水賞に照準を合わせて調整され、状態面での不安は無い。
好位に付けて長く良い脚を使える馬で、鞍上の吉村騎手とは抜群に相性が良く感じられる。
戦線離脱しているエキサイターに代わって、是非ともここを勝ってJpnⅡ兵庫チャンピオンシップでJRA勢に挑戦して欲しいですね。
対抗はステラモナーク。
現在重賞3勝を含む4連勝中のステラモナーク。
重賞3連勝の時計も優秀で、特に前走のレース振りからは初の1700mでも対応は出来そうな感じはある。
スンナリ自分の競馬が出来れば持ち前のスピードを生かして行き切る可能性はあるが、他馬が先行争いで絡んで来たりすると、最後に1700m前後の距離を中心に使われてきた馬との差が出るような気はする。
新子調教師が1700mの菊水賞に使ってくるのはそれなりの勝算はあっての事だろうが、個人的にはここより中央の芝での走りを見てみたい馬。
コスモピオニールは相手関係に関わらず、自分の力量分は走って来る馬。
前走の笠松・ゴールドジュニアは非常に惜しい3着で、内容も悪くは無かった。
距離の不安は無いし、好位のインコースで脚を溜めれる内枠も魅力的。
馬券はイチライジン頭固定の三連単を考えています。