本日、中山競馬場ではNHKマイルカップ・トライアル、ニュージーランドトロフィーが行われます。








2002年のニュージーランドトロフィーはタイキリオンが優勝。





タイキリオンは父ワイルドアゲイン、母パテントリークリアという血統の牡馬。






タイキリオンは2002年1月にデビュー。

ダートのデビュー戦を勝利し、芝も2回になった500万(現1勝クラス)で1着となりオープン入り。


そしてNHKマイルカップを目指してGⅡニュージーランドトロフィーに出走。

タイキリオンは11番人気と低い評価だったが、直線で抜け出した1番人気サーガノヴェルをアタマ差差し切って優勝、重賞制覇を飾る。



しかし、2番人気の支持を受けたGⅠNHKマイルカップではテレグノシスの14着と大敗、続く1番人気に支持されたGⅢファルコンステークスでも15着に敗れ、以降も大敗を繰り返し、2003年12月に障害入り。


障害では2006年6月まで走り、2勝を上げるが、その後は地方・岩手競馬に移籍。


岩手競馬では当地のトップクラスとして走りましたが、2009年5月のレースが最後になりました。










48戦8勝。主な勝ち鞍、GⅡニュージーランドトロフィー、トウケイニセイ記念2着。







発走は15:45です。


3着までにGⅠNHKマイルカップの優先出走権が与えられます。









来週にもNHKマイルカップトライアルのGⅢアーリントンカップが控えているが、まずは関東での前哨戦になるGⅡニュージーランドトロフィー。


毎年、元々短距離路線を歩んで来た馬に、時期的にクラシック戦線から目標を切り替えた馬などの参戦があり、非常に難解なレースだが、今年も絶対的な存在はおらず、波乱の可能性は十分にありそうですね。



NHKマイルカップは桜花賞、皐月賞から参戦する馬も出てくるはずで、そこへ向けてクラシック組との対戦が楽しみになるような馬の出現に期待したいですね。










それではニュージーランドトロフィーの予想を紹介します。

評価順で。






◎11ルフトシュトローム
○10ハーモニーマゼラン
▲5ペールエール
△1カフェサンドリヨン
△16ウイングレイテスト
△9オーロフラッシュ
△12アブソルティスモ







本命はルフトシュトローム。


2戦2勝、メンバー唯一の無敗馬で、まだ底を見せていないルフトシュトローム。


名門厩舎の期待が高い馬で、今後更に馬は良化して来そうだが、現状は素質だけで走っている感じ。


陣営は何とかNHKマイルカップへ出走させたいみたいで、その為にはここで確実に出走権利を確保する必要があるので、必然的に勝負気配は高くなる。


揉まれず走れそうな外目の枠順もこの馬にはプラスに働きそう。










対抗はハーモニーマゼラン。


これまでダート戦以外は崩れず相手なりに走って来たハーモニーマゼラン。


戦ってきた相手は中々の強豪馬達で、そんな相手と僅差の勝負をし、前走の自己条件は好タイムで優勝した。


スタートに不安が無く、すんなり先行出来る事はトリッキーな中山1600mでは大きな魅力。


これまでのレース振りから、速いペースで先行しても力を発揮してきた馬で、今回も安定した粘り腰を見せてくれるはず。













ペールエールは前走のGⅠ朝日杯フューチュリティステークスでまさかの最下位16着に大敗。


(2019年・デイリー杯2歳ステークス出走時)


朝日杯フューチュリティステークスの敗因は陣営もよく分からないようだが、前走だけを度外視すればGⅡデイリー杯2歳ステークス3着、GⅢ新潟2歳ステークス2着と、2度の重賞好走は今回のメンバー中では実績最右翼と言える。


休み明けで建て直されて当然見直しが必要な馬だろう。












馬券はルフトシュトローム、ハーモニーマゼラン中心の三連複で買いたいですね。