明日、オーストラリア・ランドウイック競馬場で〝ザ・チャンピオンシップス〟のメインレースとも言えるクイーンエリザベスステークスが行われます。








オーストラリアにおける中距離チャンピオン決定戦の位置付けとも言えるクイーンエリザベスステークス。




昨年は歴史的名牝ウィンクスが33連勝でラストランを飾る優勝、2着に日本のクルーガーが大健闘の2着になったのは記憶に新しいですね。




(左クルーガー、右ウィンクス)




今年は新型コロナウィルスの影響で約3億円の総賞金が約1億5000万円と減額。



それでも中止や延期などにより、現在世界中で数少ない競馬開催国であるオーストラリアのビッグタイトルなのは変わりはありません。






発走は日本時間14:55です。


地元・オーストラリア9頭、ニュージーランド2頭、イギリス、日本各1頭の計13頭で争われます。


日本からダノンプレミアムが出走。










先月のドバイワールドカップデーが新型コロナウィルスの影響で中止になり、今年日本で最初の海外競馬発売になったクイーンエリザベスステークス。


事態が事態だけに賛否両論がある中での海外遠征になったダノンプレミアムですが、それでも出走してくれたおかげでファンの楽しみが増えたのは事実で、出走する限りは何とか良い結果を出して欲しいところですね。


ダノンプレミアムにとって古馬GⅠのタイトルを取るか取らないかで大きく今後が変わってくるであろう重要なレースです。









それではクイーンエリザベスステークスの予想を紹介します。

評価順で。


番号は馬番です。






◎2アデイブ
○1ダノンプレミアム
▲5ヴァウアンドディクレア
△12ベリーエレガント
△6コールディング







本命はアデイブ。


イギリスからの遠征馬で、今年からオーストラリアで滞在し、前走のランヴェットステークスでGⅠ初制覇。


ヨーロッパではロードグリッターズやマジックワンドなどの強豪相手に勝利した事があるように能力は高い。


前走は逃げ切っての勝利だったが、ある程度脚質の融通は効きそうなタイプで、枠順的には今回も先手を主張はして来るだろう。


恐らく日本のダノンプレミアム最大の敵になりそう。











対抗はダノンプレミアム。



(2017年・朝日杯フューチュリティステークス出走時)



2歳時のGⅠ朝日杯フューチュリティステークスを非常に高いパフォーマンスで圧勝、将来を大きく期待されたがGⅠタイトルは未だひとつ。


それでもGⅠ天皇賞・秋はアーモンドアイの2着、GⅡ金鯱賞では後に海外を含め大活躍するリスグラシュー相手に優勝、昨秋のGⅠマイルチャンピオンシップでも2着と、単なるGⅠ1勝馬レベルの馬ではないだろう。


何とか古馬のGⅠタイトルを取らせるべく、世界情勢が厳しい中での海外遠征になったが、それだけ陣営にとっては勝負が懸かったレースと言える。


レーティングでもイギリスのアデイブと並ぶトップタイの119と高い数字は海外からも一目置かれている証明。


種牡馬になった時を考えればここを勝つか落とすか非常に重要になってくる。












ヴァウアンドディクレアは昨年のGⅠメルボルンカップの優勝馬。


GⅠコーフィールドカップでも日本のメールドグラースの2着などオーストラリアの中長距離を代表する1頭。


今季初戦のGⅠオーストラリアンカップをひと叩きされ、状態は間違いなく上がって来ているだろう。











馬券はアデイブ、ダノンプレミアムの2頭を1着に固定した三連単フォーメーションで買いたいですね。