本日、大井競馬場で1200mのダートグレード競走、東京スプリントが行われます。
2011年の東京スプリントはセレスハントが優勝。
セレスハントは父コロナドズクエスト、母エリモシンフォニーという血統の牡馬。
セレスハントは2007年8月にデビュー。
デビュー戦を勝利、11月に2勝目を上げてオープン入りするが、オープンクラスでは中々勝てない時期が続いた。
2008年、クラスが下がっていたが、2連勝して再びオープン入りを果たすと、徐々に素質が開花、2009年のペルセウスステークスでオープン初勝利。
2010年夏になると本格化し、オープン特別のKBC杯、JpnⅢサマーチャンピオンと重賞を含め2連勝を飾る。
2011年には東京スプリントで8番人気と低評価だったが、好位から抜け出して優勝、重賞2勝目を上げ、秋にはオープン特別のペルセウスステークスも勝利。
以降はしばらく勝てない時期があったが、2012年のJpnⅢ北海道スプリントカップで重賞3勝目を上げると、秋のJpnⅠJBCスプリントでは4着に健闘する。
2013年はJpnⅢ北海道スプリントカップで連覇を飾る重賞4勝目を上げ、以降も堅実に走り、同年12月のJpnⅢ兵庫ゴールドトロフィー6着を最後に引退しました。
61戦12勝。主な勝ち鞍、JpnⅢ東京スプリント、JpnⅢ北海道スプリントカップ2回、JpnⅢサマーチャンピオン、JpnⅢクラスターカップ2着。
発走は20:05です。
JRAから4頭、地元・大井5頭、浦和2頭、川崎、船橋各1頭の計13頭で争われます。
ダート1200mのグレードレースは中央・地方含めて東京スプリントが最初になります。
今年は大井競馬場でJBC競走が開催されるので、同コースになるJBCスプリントへ向けての試走として注目のレースですね。
まあ、中々のメンバーが揃いましたが、図式的にはJRA勢対ブルドッグボスといった感じでしょうか。
ダート短距離路線は1400mを含めば年間的には充実してはいるも、1200mに限定すると多くはなく、1200mがベストの馬にとっては何とか良い結果を出したいでしょうね。
それでは東京スプリントの予想を紹介します。
評価順で。
◎9コパノキッキング
○1ジャスティン
▲7ブルドッグボス
△8サブノジュニア
△4ヤマニンアンプリメ
△3キャンドルグラス
本命はコパノキッキング。
2018年の1400mGⅢ根岸ステークスを制した事はあるが、現状は昨年のJpnⅡ東京盃、GⅢカペラステークスのパフォーマンスから1200mがベストだろう。
今年はGⅢ根岸ステークス2着後はGⅠフェブラリーステークスを見送って1200mのJpnⅢ東京スプリントを目標に調整してきた。
昨年のJpnⅠJBCスプリントは浦和1400m戦で、前半の厳しいペースを先行した事もあってブルドッグボスに
差されて2着惜敗に終わった。
今回はそのブルドッグボスより負担重量が1キロ軽くなり、距離も1200m。
同じ舞台で行われる秋のJpnⅠJBCスプリントへ向けて改めて力を示しておきたいところだろう。
対抗はジャスティン。
2歳~3歳春までは芝のみを使われて2勝と、そこそこの活躍はしていたが、3歳秋にダートを使われて本格化。
年明けに準オープンを勝つと、3月21日の千葉ステークスでは前半33秒8の速いペースを先行、直線に入って後続を3馬身以上引き離す圧勝劇を演じた。
今が全盛と思わせる馬で、初めてのダートグレード競走挑戦でも楽しみの方が大きい。
枠順、メンバー的にもハナを主張する可能性が高く、自分の展開に持ち込めばコパノキッキングなど実績馬達が手を焼くシーンも。
ブルドッグボスは地方所属馬として昨年のJpnⅠJBCスプリントでコパノキッキングを差し切って優勝、見事ダート短距離王に輝いた。
コパノキッキングと再びの対戦になるが、1200m、1400mなら確実に力を発揮してくる馬。
今回は昨年のJpnⅠJBCスプリントのように展開が向くかは微妙だが、そこは〝益田競馬が生んだ天才ジョッキー〟御神本騎手なら状況に応じた位置を取ってくれるだろう。
馬券はコパノキッキングを1、2着に固定した三連単で買いたいですね。


