明日、船橋競馬場で牝馬限定のダートグレード競走、マリーンカップが行われます。









2010年のマリーンカップはトーホウドルチェが優勝。






トーホウドルチェは父サウスヴィグラス、母トーホウウインドという血統の牝馬。






トーホウドルチェは2007年11月にデビュー。

3戦目で初勝利を上げ、2008年3月に2勝目をマークしてからしばらくは芝を使って勝ち切れない競馬が続いていた。


2009年、久しぶりにダート戦を中心にレースを使われると、この年は3勝を上げて6月にオープン入り、その直後のGⅢプロキオンステークスで1番人気で2着と好結果を残す。


2010年はオープン特別を2戦して挑んだJpnⅢマリーンカップで、先行策から早めに抜け出し、追いすがるラヴェリータをハナ差押さえて優勝、重賞初勝利を飾る。


以降も安定した先行力を武器に堅実に走り、2011年5月のオープン特別・栗東ステークスを優勝、続くJpnⅢスパーキングレディーカップ、JpnⅢサマーチャンピオン、オーバルスプリントと3戦連続で2着と好成績を残し、引退しました。











37戦7勝。主な勝ち鞍、JpnⅢマリーンカップ、GⅢプロキオンステークス2着、JpnⅢサマーチャンピオン2着、JpnⅢスパーキングレディーカップ2着2回、オーバルスプリント2着。







発走は20:05です。


JRAから4頭、大井4頭、川崎3頭、船橋、兵庫、笠松各1頭の計14頭で争われます。









JRAでは牝馬限定のダート重賞が無く、ダートが得意なJRA所属の牝馬は、地方のダートグレード競走中心のローテーションにはなるんですが、獲得賞金の関係上、毎回決まったようなメンバーになるJRA勢。


しかし、ダート牝馬戦線も世代が入れ替わる時期に来たのか、今年のマリーンカップ出走のJRA勢は少し新鮮な顔ぶれになった印象。


元JRA所属の重賞馬ラビットランが実績的には上位扱いにはなりますが、近走の成績を見てもそこまで抜けた存在は不在で、馬券的には難解なレース。


地方勢にも好調馬が出走と、あまり所属に拘らず馬券を組み立てた方が良さそうですね。








それではマリーンカップの予想を紹介します。

評価順で。





◎9メモリーコウ
○2ラビットラン
▲10ラインカリーナ
△13パッシングスルー
△12サルサディオーネ
△8ナムラメルシー
△14チークス






本命はメモリーコウ。


昨年は2連勝しオープン入り、直後のJpnⅢTCK女王盃では前の2頭には少し離されたが3着と上々の走りを見せた。


前走のL仁川ステークスは展開が厳しかった事もあり、大敗、今回はそこまで厳しいペースにはならないはずで、ラインカリーナ、サルサディオーネ辺りを先に行かせてのスンナリ好位追走になりそう。


JpnⅢTCK女王盃のように中団からの競馬も出来る馬で、自在な立ち回りが可能なのは魅力的で、勝ち切るかは微妙な感じも、展開的に今回は上位には顔を出して来そう。


母系に五冠馬シンザンがいる血統馬で、良い結果を出してその貴重な血を残して行って欲しい馬。











対抗はラビットラン。


元JRA所属馬で、今回が船橋に移籍しての初戦になるラビットラン。


3歳時には芝のGⅡローズステークス、4歳時はJpnⅢブリーダーズゴールドカップと芝・ダート双方で重賞制覇。


2018年京都でのJpnⅠJBCレディスクラシックでタイム差無しの2着があり、牝馬限定のこのメンバーに入れば実績は最上位の存在。


左回りは(1・1・1・1)、唯一の馬券外は芝GⅠヴィクトリアマイル13着のみで、むしろ得意な部類に入りそう。


力量的にはあっさりがあっても不思議は無い。












ラインカリーナの近走は好位からでも崩れず、堅実な結果を残している。


恐らくサルサディオーネが先手を主張するはずで、スンナリ2~3番手の位置をキープ出来れば引き続き好走しそう。











馬券はメモリーコウ、ラビットラン2頭軸の三連複を考えています。