明日の中京競馬場では芝2000mの重賞競走、金鯱賞が行われます。









2009年の金鯱賞はサクラメガワンダーが優勝。






サクラメガワンダーは父グラスワンダー、母サクラメガという血統の牡馬。






サクラメガワンダーは2005年7月にデビュー。

3戦目で初勝利を上げるとエリカ賞、GⅢラジオたんぱ杯2歳ステークスと3連勝で、翌年のクラシック有力候補になる。


しかし、2006年のクラシックでは皐月賞6着、日本ダービー10着と敗れ、秋の天皇賞も9着とGⅠでは思うような結果を出せなかった。


相手が軽くなった12月のGⅢ鳴尾記念で重賞2勝目を飾る。


2007年は重賞で上位争いはするが、オープン特別のカシオペアステークスの1勝に終わった。


2008年、徐々に力を付けてきたサクラメガワンダーは宝塚記念で4着、秋の天皇賞6着とGⅠでも健闘。

同年12月のGⅢ鳴尾記念を連覇、重賞3勝目を上げる。



2009年初戦のGⅡ京都記念で2着、続くGⅡ金鯱賞では1番人気に応えて優勝、重賞4勝目を上げるとともに、いよいよGⅠタイトルが見えてくる。

3番人気に支持されたGⅠ宝塚記念では好位の位置からレースを進め、直線でディープスカイ、カンパニー、スクリーンヒーローを押さえ込むが、驚異的な末脚を発揮したドリームジャーニーの2着と涙を飲んだ。


しかし、ぶっつけで挑んだ秋の天皇賞で13着に大敗、レース後に屈腱炎を発症し、結局これが最後のレースになりました。











29戦7勝。主な勝ち鞍、GⅡ金鯱賞、GⅢ鳴尾記念2回、GⅢラジオたんぱ杯2歳ステークス、GⅠ宝塚記念2着、GⅡ京都記念2着。







発走は15:25です。


優勝馬にはGⅠ大阪杯の優先出走権が与えられます。










これまで数多くの一流馬達が好レースを見せてきた金鯱賞。


近年はGⅠ大阪杯の重要な前哨戦としての地位が確立され、2018年優勝馬スワーヴリチャードは続く大阪杯を制し、昨年はダノンプレミアムの2着に入ったリスグラシューが国内外で大活躍。



大阪杯はもちろん、香港・クイーンエリザベスⅡ世カップや、その先の宝塚記念へ向けての一流馬の始動戦になるレースで、今年も今後が楽しみになるレースが期待出来そうですね。









それでは金鯱賞の予想を紹介します。

評価順で。






◎10ロードマイウェイ
○2ラストドラフト
▲4ダイワキャグニー
△6サートゥルナーリア
△5サトノガーネット








本命はロードマイウェイ。


(2019年・チャレンジカップ出走時)



昨年春から一気に力を付けて重賞を含め目下5連勝中のロードマイウェイ。


条件クラス時は安定した先行力で優勝して来たが、前走のGⅢチャレンジカップでは一転して後方から末脚を発揮して他馬をまとめて差し切る強いレース振り。


脚質に幅がある事を証明出来た非常に良い内容で、更なる相手強化でも今の勢いならGⅡも突破する可能性は十分ありそう。


サートゥルナーリアは言うまでもなく目標は先で仕上がり途上、反面ロードマイウェイにとってはGⅠ戦線に進んで行くかの試金石な一戦になり、休み明けでも勝負度合いは高い。












対抗はラストドラフト。


昨年はGⅢ京成杯を優勝、GⅠ皐月賞は7着に敗れたが、秋は古馬相手のGⅢ中日新聞杯でタイム差無しの2着と好走した。


今年初戦の前走GⅡアメリカジョッキークラブカップでは勝負どころで大きな不利を受けたが、最後はしっかり脚を使って、勝ち馬ブラストワンピースから0秒5差の3着と健闘、まともだったらもっと際どいレースになっていただろう。


まだまだ馬は成長して良化の余地はありそうだが、近走の走りからも明らかに昨年より強くなってきた印象があり、ロードマイウェイ同様、今後GⅠ路線に行くかどうかの重要なレースになる。











ダイワキャグニーは昨年のGⅠジャパンカップで見せ場十分の6着と大健闘。


メンバー的に楽に先手が取れそうで、有力馬が後方で牽制し合うなら、更に展開利が見込める。


前残りには十分警戒したい。













GⅠ2勝馬で、昨年の有馬記念2着のサートゥルナーリアは今年の始動戦。


(2019年・神戸新聞杯出走時)



能力・実績は抜けているのであっさりも十分あるが、周知の通り中京と同じ左回りの東京ではパフォーマンスが落ちている事実は見逃せない。


テンションが上がりやすい気性の馬で、サートゥルナーリアにとって無観客競馬はプラスに働きそうだが、そこまで死角が無い訳ではなく過信は禁物か。










馬券はロードマイウェイ中心の馬連、ワイドで好配当を狙いたいですね。