本日、中山競馬場のメインレースは芝1800mの重賞競走、中山記念です。








2004年の中山記念はサクラプレジデントが優勝。






サクラプレジデントは父サンデーサイレンス、母セダンフォーエバーという血統の牡馬。






サクラプレジデントは2002年8月にデビュー。


デビュー戦、続く重賞GⅢ札幌2歳ステークスと2連勝を飾り、早くも来年のクラシックの有力候補になる。


12月、GⅠ朝日杯フューチュリティステークスではエイシンチャンプにクビ差敗れて無念の2着。


2003年、皐月賞トライアル・GⅡスプリングステークスに1番人気で出走するが、2番人気ネオユニヴァースに屈して2着。


本番のGⅠ皐月賞では人気が入れ替わり、直線ではネオユニヴァースと激しい叩き合いになるが、アタマ差で再び敗れて2着に終わる。

ゴール板を通過した直後、優勝したネオユニヴァース鞍上のミルコ・デムーロ騎手は皐月賞を勝った興奮からか、真横にいるサクラプレジデント鞍上の田中勝春騎手の頭を叩くという珍事件が起きた(笑)





大一番、GⅠ日本ダービーでもネオユニヴァースに次ぐ2番人気の支持を集めたが、好位追走から伸びを欠き、まさかの7着に敗れる。



クラシック三冠最後の一冠、秋の菊花賞に向けて夏のGⅡ札幌記念に3歳ながら出走、古馬の強豪を押さえて優勝。



秋になり、GⅡ神戸新聞杯2着を経て三冠最後のGⅠ菊花賞に出走。

3番人気に推されたが、後方待機から伸びず、距離の壁もあってか9着に終わる。


続くGⅠジャパンカップでも14着と惨敗。



2004年はGⅡ中山記念から始動し、1番人気に応えて完勝、今年こそGⅠ制覇の期待が高まったが、中山記念後に大きく体調を崩して長期休養に入る。


10月のGⅠ天皇賞・秋で復帰するが14着と大敗、その後に屈腱炎を発症、GⅠ級の能力があった馬だったが、無念の引退となった。








12戦4勝。主な勝ち鞍、GⅡ中山記念、GⅡ札幌記念、GⅢ札幌2歳ステークス、GⅠ皐月賞2着、GⅠ朝日杯フューチュリティステークス2着、GⅡ神戸新聞杯2着、GⅡスプリングステークス2着。







発走は15:45です。


優勝馬にはGⅠ大阪杯の優先出走権が与えられます。









9頭立てながらGⅠホースが5頭出走と非常に豪華なメンバーが揃った中山記念。


昨年2019年は天皇陛下御在位30年慶祝競走として実施された今年で第94回を数える伝統の重賞競走で、近年のメンバーレベルから、近い内にGⅠ競走への昇格も噂されていますね。



中山記念の施行時期、距離からもGⅠ大阪杯へはもちろん、ここをステップにドバイ・香港に遠征する馬も近年は多く、今後へ向けて大変重要なレース。


日本競馬の芝中距離レベルは世界的にも高く、豪華メンバーが揃った今年の中山記念も必然的に〝世界レベル〟の戦いになりそうで非常に楽しみです。








それでは中山記念の予想を紹介します。

評価順で。






◎3ダノンキングリー
○1インディチャンプ
▲8ウインブライト
△7ラッキーライラック
△5ペルシアンナイト








本命はダノンキングリー。


昨年はGⅢ共同通信杯でアドマイヤマーズを負かして優勝、その後皐月賞3着、日本ダービー2着と、ともにタイム差無し惜敗に終わった。


秋は3歳馬ながら〝スーパーGⅡ〟とも言える毎日王冠で古馬を撃破して優勝した。


前走は初の京都コースで最内枠から伸びを欠いた感じの敗戦で、キャリアの浅さが出てしまった印象。


今回はGⅠホース5頭が相手になるが、ダノンキングリー自身はGⅠ勝ちは無いが、ベスト距離であろう1800m、GⅠホースに対しての負担重量56キロなら毎日王冠同様のパフォーマンスを期待出来る。











対抗はインディチャンプ。


昨年は安田記念、マイルチャンピオンシップと春秋マイルGⅠを優勝、文句無しの日本最強マイラーに輝いたインディチャンプ。


今回の距離1800mは過去2戦して3着2回、昨年のGⅡ毎日王冠で勝ち馬ダノンキングリーから0秒4差3着の内容から距離の心配は無いと思う。


前走のGⅠ香港マイルは案外な結果に終わったが、立て直されて追い切りでは好タイムをマーク、状態面での不安は無いし、休み明けでも力は発揮出来る馬。


あえての不安材料は初の中山コースだけだろう。











海外GⅠ馬で中山記念3連覇が懸かるウインブライトは主戦騎手からの乗り替わり、休み明けなどの不安はあるが、庭とも言える中山コースなら軽視は出来ない。











馬券はダノンキングリーとインディチャンプ中心の三連単フォーメーションで点数を絞って買いたいですね。