本日の阪神競馬場のメインレースはGⅠ高松宮記念の前哨戦、芝1400mの重賞競走、阪急杯です。








2009年の阪急杯はビービーガルダンが優勝。






ビービーガルダンは父チーフベアハート、母オールザチャットという血統の牡馬。






ビービーガルダンは2006年7月にデビュー。

デビュー戦を優勝、GⅢ札幌2歳ステークスは距離が長かったのか12着と大敗、この後骨折して教養に入る。


2007年7月に復帰、3戦目で500万(現1勝クラス)を勝利、翌2008年は3連勝でオープン入りを果たす。


約2年振りの重賞出走になった芝1200mのGⅢキーンランドカップでは最低人気のタニノマティーニに敗れるが、2着に入る。


初GⅠ挑戦になったスプリンターズステークスは6番人気ながらスリープレスナイト、キンシャサノキセキに次ぐ3着と健闘する。


2009年の始動戦になったGⅢ阪急杯ではローレルゲレイロを押さえて優勝、重賞初制覇を飾る。


しかし、期待されてGⅠ高松宮記念は16着と大敗してしまう。



夏のGⅢキーンランドカップでは2番人気で優勝、続くGⅠスプリンターズステークスは逃げたローレルゲレイロをハナ差捕らえ切れず無念の2着に終わる。


翌2010年はGⅢ阪急杯で7着に敗れるが、続くGⅠ高松宮記念ではキンシャサノキセキにハナ差交わされて2着、再びGⅠタイトルをハナ差で逃してしまう。


その後は勝ち鞍を中々上げられなかったが、2011年夏のGⅢキーンランドカップで2着、悲願のGⅠ制覇が懸かった次走のGⅠスプリンターズステークスでは発走前に放馬するアクシデント。


結局復帰は叶わず、放馬したスプリンターズステークスを最後に引退する事になりました。










32戦7勝。主な勝ち鞍、GⅢ阪急杯、GⅢキーンランドカップ、GⅠ高松宮記念2着、GⅠスプリンターズステークス2着、GⅢ函館スプリントステークス2着、GⅢキーンランドカップ2着2回。






発走は15:35です。


優勝馬にはGⅠ高松宮記念の優先出走権が与えられます。








芝1400mという事で、スプリンターとマイラーが混在するメンバーになりました。


GⅠ高松宮記念の前哨戦ですが、非根幹距離である1400mが得意で、GⅠレベルは厳しい馬にとってはここが目標でメイチに持ってくる可能性もありますね。


もちろん、馬券的には今回がメイチであろう馬を中心にはしたいんですが、開幕週の芝コースという事もあり、各馬の枠順や脚質にもしっかり目を配りたいところですね。









それでは阪急杯の予想を評価順で紹介します。





◎6フィアーノロマーノ
○5クリノガウディー
▲4マイスタイル
△1ジョイフル
△14ベストアクター
△12レインボーフラッグ
△3ダイアトニック
△7ステルヴィオ






本命はフィアーノロマーノ。


一昨年、2018ファイナルステークスを勝利、オープン入り直後のGⅢダービー卿チャレンジトロフィーを制して重賞ウイナーの仲間入り。


安田記念、マイルチャンピオンシップともにGⅠでは二桁着順に終わったが、前走のGⅡ阪神カップでは勝ち馬グランアレグリアには突き放されたが、壮絶な2着争いを制した。


中山で重賞を勝ってはいるが、阪神芝1400mは3戦2勝2着1回とほぼベストな舞台で、前回に引き続いて同舞台はこの馬にとっては大きな強味になりそう。


開幕週のインコースでロスなく脚を溜めれそうな枠も魅力的だし、経験が無い1200mのGⅠ高松宮記念へ向けての前哨戦と言うより、この馬にとっては阪神芝1400mの阪急杯こそメイチのレースだろう。










対抗はクリノガウディー。


2歳時はGⅠ朝日杯フューチュリティステークスでアドマイヤマーズの2着、3歳の昨年は古馬相手のGⅢ中京記念2着、GⅢ富士ステークス4着など、未だ1勝馬だが、既にいつ重賞を勝ってもおかしくない走りを見せている。


今年に入ってもGⅢ東京新聞杯で勝ち馬から0秒1差の3着と改めて力を証明、明けて4歳になり、更に馬は成長し、良化している可能性は高い。


GⅠ朝日杯フューチュリティステークス2着になった舞台である阪神に戻ってどんな競馬をするか楽しみは大きい。









マイスタイルは開幕週の阪神で絶好枠とも言える枠順を引き当てたのは大きい。

スンナリ先行する競馬が出来れば巻き返して来る可能性は高い。










馬券はフィアーノロマーノ中心の三連複で買いたいですね。