日本時間2月29日(土)~3月1日(日)未明に掛けて、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場でサウジカップデーが開催されます。









破格の世界最高賞金レースであるサウジカップをメインに当日は様々なカテゴリーのアンダーカードレースが行われます。






サウジカップデーの各競走の施行順は以下の通りです。






※第1競走のモハメド・ユサフ・ナギモーターズカップは直前にネオムターフカップからレース名が変更されました。





各競走に出走する日本馬は以下の通りです。



第1競走・日本時間22:00発走
モハメド・ユサフ・モーターズカップ


ディアドラ(オイシン・マーフィー)





第6競走・日本時間25:10発走
サンバサウジダービー


フルフラット(武豊)





第7競走・日本時間25:50発走
サウジアスプリント


マテラスカイ(武豊)






第8競走・日本時間26:40発走
サウジカップ


クリソベリル(クリストフ・スミヨン)

ゴールドドリーム(クリストフ・ルメール)










今年が初開催になるサウジカップデーで、どのレースも非常に注目なんですが、ここではメインレースであるサウジカップを馬券の発売はありませんが予想しました。








1着約11億円、5着でも約1億円の賞金が懸かるダート1800mの国際競走。


更に登録料や莫大な資金が必要な遠征費なども主催者持ちという国際招待競走で、その高待遇からダートの本場アメリカをはじめ、超豪華メンバーが遠征。







キングアブドゥルアジーズ競馬場は1周約2000mの左回りコース、直線は約400m(ダートコース)。

サウジカップが行われるダート1800mは2コーナーのポケットがスタート地点で、3コーナーまでの長いロングストレートを走って4コーナーを回るワンターンコースです。







発走は日本時間26:40です。



アメリカから5頭、UAE・アラブ首長国連邦4頭、日本2頭、アイルランド1頭、地元・サウジアラビア2頭の計14頭で争われます。


日本からクリソベリル、ゴールドドリームが参戦。










1996年にUAE・ドバイワールドカップが創設された当初のようにダート競馬の本場アメリカから最強クラスが早くからサウジカップにエントリーしていました。



昨年の全米最優秀3歳馬のマキシマムセキュリティ、アメリカ最強牝馬ミッドナイトビズー、ペガサスワールドカップ覇者ムーチョグスト、ブリーダーズカップ・クラシック2着でGⅠ4勝のマッキンジーなど強力なアメリカ勢。


アイルランドからは世界各国に遠征し、上位争いを続けるマジックワンド、2018年のGⅠドバイターフ優勝馬で前走のGⅡマクトゥームチャレンジラウンド2でダートでも勝利したベンバトル、昨年のGⅠドバイワールドカップ2着馬グロンコウスキーのUAE勢、迎え撃つ地元・サウジアラビアは前走の二聖モスクの守護者カップ(サウジアラビア限定GⅠ)を制したエムジェージャックなどが出走。




これら世界の強豪との対戦になる日本ダート界トップクラスの2頭。



クリソベリルは昨年のJpnⅠジャパンダートダービーで3歳ダート王の座を掴むと、古馬を含めたダート頂上決戦のGⅠチャンピオンズカップも優勝、未だ6戦6勝無敗の現役日本ダート最強馬に輝いた逸材。


ゴールドドリームは流石にピークは過ぎた感じはあるが、これまでダートGⅠ/JpnⅠ5勝の実績は国内屈指。

本来は昨年末のGⅠ東京大賞典がラストランになる可能性はあったが、サウジカップ招待馬に選出された事で現役続行を発表。

実績を考えれば日本代表馬としてサウジカップに選出されて当然の馬ではありますね。





今年初めてになるサウジカップ。

どんな競馬になるのか非常に楽しみです。







それではサウジカップの予想を紹介します。

評価順で。

番号は馬番です。






◎7マキシマムセキュリティ
○8マッキンジー
▲3クリソベリル
△14ミッドナイトビズー
△1ベンバトル
△12タシトゥス
△ 9エムジェージャック







本命はアメリカのマキシマムセキュリティ。


何と言っても日本でも馬券発売・生中継された昨年のGⅠケンタッキーダービーで1位入線ながら17着に降着した事で日本の競馬ファンにも馴染みがあるマキシマムセキュリティ。


ケンタッキーダービーは17着に降着となったが、果敢に先手をとって先頭でゴールを通過した粘りは驚異的で、並みの馬ではないだろう。


ケンタッキーダービー以降はGⅠ2勝、GⅢ1勝と近走3連勝と改めて強さを見せているし、その中でのサウジカップ遠征は降着になったケンタッキーダービーの汚名返上を果たすにはもってこいの舞台になる。


キングアブドゥルアジーズ競馬場のダートはアメリカと似た粘土質なのは魅力だし、スピードが身上の馬なのでダートの選手権距離の2000mよりは今回の1800mはこの馬にとっては良いだろう。









対抗もアメリカのマッキンジー。


昨年のGⅠブリーダーズカップ・クラシック2着馬で、GⅠ通算4勝を誇るアメリカのトップホース。


2歳時からGⅠロスアラミトスフューチュリティステークス優勝など、現在に至ってもダートの本場アメリカ競馬のトップとして活躍し続けている馬で、昨年もGⅠホイットニーステークスを優勝。


総合実績を考えればアメリカの現役最強馬とも言える馬で、初の海外遠征になるが、世界最高賞金レースがダートで行われるなら指を咥えて見過ごす訳にはいかないし、出走が実現した限りは無様な競馬は出来ない立場だろう。








日本のクリソベリルは6戦無敗のダート日本チャンプとしてサウジカップに挑戦。



(2019年・兵庫チャンピオンシップ出走時)



現地に到着してからは馬体が少し減ったとの情報はあったが、3歳でGⅠチャンピオンズカップを制した実力は本物で、アメリカ流の粘土質な砂をこなせれば陣営が目標にしている5着(5着でも1億円)以内以上の可能性はある。









同じ日本のゴールドドリームは全盛期の力は望めそうには無いが、次走に出走意思を表明しているGⅠドバイワールドカップに繋がる走りが出来れば合格点か。










馬券は買えるならマキシマムセキュリティ、マッキンジー中心の2頭軸マルチの三連単を買いたいですね。






それでは皆さん、グッドレースを!!