明日の京都競馬場のメインレースは牝馬限定の重賞競走、京都牝馬ステークスです。








2002年の京都牝馬ステークスはビハインドザマスクが優勝。




ビハインドザマスクは父ホワイトマズル、母ヴアインゴールドという血統の牝馬。





ビハインドザマスクは1999年7月にデビュー。

デビューは4歳(現3歳)の夏と遅かったが、いきなり2連勝、その後も堅実に走り、2000年6月にオープン入り。


6月のオープン入りから、小倉のオープン特別を連勝、9月のGⅢ(現GⅡ)セントウルステークスでは重賞初挑戦ながらブラックホーク、マイネルラヴ、ダイタクヤマトなどのGⅠホースを押さえて優勝。


GⅠでは2000年のスプリンターズステークス11着、2001年の高松宮記念14着、安田記念5着、スプリンターズステークス6着と結果は出なかったが、GⅡスワンステークスで久しぶりの勝利、重賞2勝目を上げた。


しかし、次のGⅠマイルチャンピオンシップは4着、年が明けた2002年のGⅢ京都牝馬ステークスでは58キロの斤量だったが、上がり最速の脚で差し切って優勝、見事有終の美を飾った。









23戦10勝。主な勝ち鞍、GⅡスワンステークス、GⅢセントウルステークス、GⅢ京都牝馬ステークス。






発走は15:35です。









芝1400mの重賞という事でマイラー・スプリンター寄りの馬が入り乱るメンバーになるのは桜花賞・トライアルのGⅡフィリーズレビューと同じ感じですね。


まあ、京都牝馬ステークスのレースの位置付けは、春に行われるGⅠヴィクトリアマイルへ向けての一戦になりますね。





京都開催は今週がラスト。

力の要る芝状態なうえに、土曜日の関西は雨予報。


どんな競馬になりますか。









それでは京都牝馬ステークスの予想を紹介します。

評価順で。






◎9プールヴィル
○13シゲルピンクダイヤ
▲2ビーチサンバ
△16ノーワン
△6メイショウグロッケ
△17サウンドキアラ
△3リナーテ
△1アルーシャ
△14ドナウデルタ







本命はプールヴィル。



(2019年・フィリーズレビュー出走時)



昨年春は桜花賞トライアル・GⅡフィリーズレビューでノーワンとの同着優勝、GⅠ桜花賞でも優勝馬グランアレグリアから0秒6差の6着と健闘した。


秋は古馬相手の1400mのリステッド競走で2走連続の2着、それも2走ともタイム差無しの好内容で、恐らく1400mはプールヴィルにとってベストと言える距離だろう。


今回の舞台である京都芝1400mは2戦1勝2着1回で、同着優勝だったフィリーズレビューは雨が降る稍重だった事もあり、明日の雨予報はプールヴィルにとってプラスに働きそう。


血統的にも力の要る芝は望むところ。












対抗はシゲルピンクダイヤ。


未だ1勝馬だが、昨年の桜花賞トライアル・GⅢチューリップ賞、本番のGⅠ桜花賞ともに強い2着、秋も秋華賞トライアル・GⅡローズステークス4着、GⅠ秋華賞3着と今年更なる飛躍が期待されるシゲルピンクダイヤ。


GⅠオークス以外は確実に自分の末脚を発揮しており、2000mの秋華賞で3着には来たが、チューリップ賞、桜花賞、ターコイズステークスの走りからは現状1400~1600mくらいが一番合っていそうな感じ。


力の要る芝も稍重の秋華賞で好走しているし、父ダイワメジャー、母系にサドラーズウェルズを持っている血統なので時計の掛かる馬場も問題無いだろう。










ビーチサンバもシゲルピンクダイヤ同様の1勝馬だが、2歳時のGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ3着、昨年のGⅢクイーンカップではクロノジェネシスの2着と能力は高い。


これまでの走りから距離短縮は魅力で、クロフネ産駒なら重たい馬場でもこなせるはず。











馬券はプールヴィル中心の三連複、オッズによってはプールヴィルの単複も買いたいですね。