明日、京都競馬場のメインレースは伝統の古馬重賞、京都記念です。








2012年の京都記念はトレイルブレイザーが優勝。





トレイルブレイザーは父ゼンノロブロイ、母リリオという血統の牡馬。






トレイルブレイザーは2009年9月にデビュー。


デビュー戦を勝利、2010年はGⅠ菊花賞に挑戦するが8着。


2011年5月にオープン入り、6月にはGⅠ宝塚記念に出走するも8着に終わり、再び準オープンに降格する。


同年11月、格上挑戦で出走したGⅡアルゼンチン共和国杯を見事優勝、次走のGⅠジャパンカップでは4着と健闘し、本格化を思わせる。


12月には初の海外遠征、GⅠ香港ヴァーズに出走し6着。


年が明けた2012年、5番人気ながらGⅡ京都記念を優勝、重賞2勝目を飾る。

秋にはアメリカに遠征し、GⅡアロヨセコマイルで2着、続くGⅠブリーダーズカップ・ターフでは4着に入った。


翌年にはドバイに遠征するなど2014年3月まで走り、GⅠには手が届かなかったが、香港、アメリカ、ドバイと世界を渡り歩いた国際派として活躍しました。









30戦6勝。主な勝ち鞍、GⅡ京都記念、GⅡアルゼンチン共和国杯、GⅡアロヨセコマイル2着、GⅢ七夕賞2着。






発走は15:35です。


3番クラージュゲリエは出走取消です。









今年で第113回を数える伝統の重賞競走京都記念。


古くは年2回行われていたとはいえ、その伝統から非常に重みがあるレースですね。



過去にビワハヤヒデ、テイエムオペラオー、ナリタトップロード、アドマイヤムーン、アサクサキングス、ブエナビスタ、近年でもラブリーデイ、サトノクラウンなど、その伝統に恥じぬ名馬が優勝して来ました。


京都記念は天皇賞・春、宝塚記念へと続く重賞競走ではあるんですが、現在ではGⅠに昇格した大阪杯やドバイシーマクラシック、香港・クイーンエリザベスⅡ世カップなど海外を含めて選択肢が増え、一概にどのGⅠへのステップレースとも言い難い感じはありますね。



今年は昨年のGⅠ秋華賞の1、2着馬の4度目の対戦が注目される京都記念ですが、各馬、この後の目標のレースに向けてどんな競馬を見せるのか楽しみですね。









それでは京都記念の予想を紹介します。

評価順で。






◎5ステイフーリッシュ
○6アルメリアブルーム
▲1カレンブーケドール
△7クロノジェネシス
△9ノーブルマーズ
△8ドレッドノータス







本命はステイフーリッシュ。


(2019年・チャレンジカップ出走時)


3歳時にGⅡ京都新聞杯を制した重賞ウイナーだが、以降は勝ち星が無いステイフーリッシュ。


それでも重賞レースで僅差の勝負を続けており、昨年のGⅡ京都記念では1番人気に支持され、ダービー馬マカヒキに先着する2着、馬体を戻して仕上げていたGⅢチャレンジカップではチグハグなレースで10着に大敗したが、きっちり前走のGⅡアメリカジョッキークラブでは2着と巻き返した。

あわや押し切るかと思わせたレース振りで、ラストはブラストワンピースに屈したが、勝ちに等しいと言える内容だった。


ある程度脚質に融通が効く馬だし、京都コースは重賞を制している舞台、注目される2頭は休み明けで目標は先だが、ステイフーリッシュは厩舎でしっかりと調整、追い切りも好時計をマークし、非常に良い仕上がりで出走出来そう。











対抗はアルメリアブルーム。


昨年は10月に準オープンを制した勢いでGⅠエリザベス女王杯に出走、着順こそ振るわなかったが、上がり33秒3の脚で勝ち馬から0秒7差なら決して悪い内容では無かった。


重たい馬場だった前走のGⅢ愛知杯では勝ち馬にクビ差まで迫る2着と好走したように、京都コース自体はこれまで4勝を上げている得意コースだが、今の力の要る京都の芝はより合いそう。


今回が引退レースになる可能性が高そうで、追い切りも良い動きを見せているように恐らくお釣の無い仕上げで、いわゆる〝メイチ〟か。











カレンブーケドールは昨年のオークス、秋華賞、ジャパンカップとGⅠで3度の2着。


能力は認めるところだが、今回は既に招待を受諾しているGⅠドバイ・シーマクラシックへの叩き台は明らかで、仕上げ切っていない状態。


それでも力的に上位に顔を出す可能性はもちろんあるが、使って来た馬との仕上げの差、外差しが効いている今の京都芝コースで最内枠を引いた事がどう出るか。











秋華賞馬クロノジェネシスもカレンブーケドール同様に休み明けで仕上がり途上で、GⅠエリザベス女王杯5着から、現状は1600~2000mまでが最も高いパフォーマンスを発揮出来そうな感じはある。


エリザベス女王杯5着でも勝ち馬から0秒3差で大きく離されている訳では無いが・・・











馬券は点数を絞った三連単フォーメーションでステイフーリッシュを1、2着に固定して買いたいですね。



アメリカジョッキークラブカップでも本命にしたステイフーリッシュで今度こそ。