明日、京都競馬場ではGⅠ高松宮記念の前哨戦、シルクロードステークスが行われます。
1997年のシルクロードステークスはエイシンバーリンが優勝。
エイシンバーリンは父コジーン、母ブレイドオブラックという血統の牝馬。
エイシンバーリンは1994年10月にデビュー。
デビュー戦優勝、GⅡ京成杯3歳(旧表記)ステークス2着、GⅠ阪神3歳(旧表記)牝馬ステークス3着、GⅢフェアリーステークス2着と早い時期から活躍。
年が明けてGⅢクイーンカップ、GⅢアーリントンカップと重賞を連勝、しかし、この後に脚部不安で長期休養に入る。
復帰した1996年はオープン特別の1勝に終わったが、1997年はGⅢ京都牝馬特別(現・京都牝馬ステークス)を優勝、春に行われていたGⅢシルクロードステークスでは1分6秒9という当時の日本レコードで優勝した。
このシルクロードステークス以降は勝ち星を上げられなかったが、1997年GⅠ高松宮杯(現・高松宮記念)2着、1998年高松宮記念3着など持ち前のスピードを生かした逃げ脚で活躍しました。
28戦6勝。主な勝ち鞍、GⅢシルクロードステークス、GⅢ京都牝馬特別、GⅢアーリントンカップ、GⅢクイーンカップ、GⅠ高松宮杯2着、GⅡCBC賞2着2回、GⅡスワンステークス2着、GⅡ京成杯3歳ステークス2着、GⅢ函館スプリントステークス2着、GⅢフェアリーステークス2着。
発走は15:35です。
ハンデ戦です。
GⅠ高松宮記念の前哨戦にはなるんですが、ハンデ戦の18頭立て、絶対的な存在の馬も居ない難しいメンバーですね。
加えて今の時計の掛かる京都の芝から、単純に各馬の時計比較をしてもあまり意味も無さそう。
過去のシルクロードステークスを見てもかなり荒れる傾向があるレースで、馬券は人気薄も含めて手広く押さえるのが良いでしょうね。
それではシルクロードステークスの予想を紹介します。
評価順で。
◎2カラクレナイ
○12ジョイフル
▲6エイティーンガール
△8アウィルアウェイ
△1レッドアンシェル
△10ペイシャフェリシタ
△3モズスーパーフレア
△16ハッピーアワー
△13ディアンドル
△4ティーハーフ
本命はカラクレナイ。
1200mを中心にレースを使われてからは非常に安定した成績を残しているが、3歳時に比べてスタートが上手くなり、それによって好位の位置を取れるようになったのが大きいのだろう。
力のいる芝も昨年のバーデンバーデンカップの勝ちっぷりなどから得意で、今の京都の馬場は合いそう。
今回で4走連続京都芝1200mを使って来るのも魅力的で、混戦メンバーなら尚更、今の充実度、堅実な走りに期待したい。
対抗はジョイフル。
条件戦で力を付けて昨年の夏にオープン入り、オープンに入ってからも僅差の勝負をしており、前走のタンザナイトステークスでオープン初勝利を上げた。
タンザナイトステークスでは前が残りやすかった昨年末の阪神で、強敵ナックビーナスを上がり最速33秒5の末脚で後方から一気に差し切った非常に価値がある勝利。
力のいる芝も過去の成績からは問題は無く、差し追い込みが効く今の京都なら力は発揮出来るはず。
ただ、脚質が典型的な追い込みタイプなので、ある程度はペースが流れては欲しいところ。
エイティーンガールは前走の2019ファイナルステークスを33秒3の末脚で優勝してオープン入り。
昨年10月のレースでは今後スプリント戦線の有力馬になって来るであろうアイラブテーラーとクビ差の2着があり、京都コースも得意。
勢いがある今なら53キロの斤量を生かして好勝負が期待出来る。
馬券は大荒れを期待してカラクレナイ中心の三連複で相手は手広く押さえたいですね。


