明日、園田競馬場で東海・北陸・近畿地区交流3歳牝馬限定重賞、園田クイーンセレクションが行われます。









昨年の園田クイーンセレクションはアリアナティーが優勝。




園田クイーンセレクションは2000年、JRA桜花賞トライアル地区代表馬選定競走として創設、2006年から重賞競走に昇格しました。


主な歴代優勝馬には2000年バクシンクリーク、2001年ハッピーマリア、2007年エンタノメガミ、2011年マンボビーン、2015年トーコーヴィーナス、2018年スウォナーレなどがいます。


また、兵庫県所属馬以外の優勝はこれまで9頭。

2002年トゥインチアズ(金沢)、2003年ダイコーマリナ(名古屋)、2004年ノーススポット(笠松)、2006年センパツトモ(金沢)、2013年ピッチシフター(名古屋)の5頭が園田クイーンセレクションを制して桜花賞トライアルに挑戦しました。






発走は15:50です。



優勝馬にはJRA桜花賞トライアル(チューリップ賞、フィリーズレビュー、アネモネステークスのいずれか)への優先出走権が与えられます。



地元・兵庫11頭に名古屋からの遠征馬1頭を迎えた計12頭で争われます。










そこまで抜けた存在が居ない兵庫3歳牝馬戦線。


桜花賞トライアルの出走権が懸かるレースですが、園田クイーンセレクションの優勝賞金は500万円と高額な為、兵庫所属3歳牝馬にとっては大きな目標になるレース。


優勝馬が桜花賞トライアルに挑戦云々、同じ園田競馬場で春に行われる重賞競走・のじぎく賞など、グランダム・ジャパン3歳シーズンに向けて注目のレースになりそうです。









それでは園田クイーンセレクションの予想を紹介します。

評価順で。






◎1レッドシャリオン
○8ドバイキャンドル
▲4ステラモナーク
△3ハリオアマツバメ
△12キクノナナ
△10マルマルマル







本命はレッドシャリオン。

以前は北海道競馬に所属、昨年9月の2歳オープン戦では後にダートグレード競走のエーデルワイス賞2着、兵庫ジュニアグランプリ6着の実績を挙げたアザワクにハナ差2着と高い能力を見せた。


兵庫転入初戦の前走は2番手からあっさり抜け出して4馬身差を付けて楽勝。


今回は初の1400mになるが、メンバー的に抜けた存在の馬がいないので、完成度の高さと持ち前のスピード能力で十分に勝ち負けを期待出来そう。


最内枠なのでスタートを決めて先行出来れば。










対抗はドバイキャンドル。

前走は初の1230mが影響してか7着に敗れたが、その前は1400mで3連勝、今回はその1400mで巻き返しを狙うドバイキャンドル。


3勝している実績はハリオアマツバメ同様、威張れる成績で、ドバイキャンドル自身、3連勝した時の安定した先行力からは競走センスも高そう。


絶対的な存在がいないメンバーなら十分に上位争いが期待出来る。








ステラモナークは3走前に後の園田ジュニアカップを優勝するイチライジン相手の2着が光る。

前走を楽勝して更に調子を上げている感じ。










馬券はレッドシャリオン中心の三連系を考えています。




なお、園田クイーンセレクションが行われる1月9日(木)に、長くに渡って園田・姫路競馬の実況アナウンサーを務められた吉田勝彦アナウンサーが当日の第6レースの実況を最後に引退されます。


実況の神様と言える名アナウンサーの吉田勝彦さんはその独特な実況〝吉田節〟で多くのファンを長く楽しませてくれました。


そんな吉田勝彦アナウンサーは最後にどんな実況をするのか。


寂しくもあり、非常に楽しみです。