本日は2019年中央競馬最後の開催日。
中山競馬場では来年のクラシック戦線に向けての中距離2歳王者決定戦、ホープフルステークスが行われます。
昨年のホープフルステークスはサートゥルナーリアが優勝。
ホープフルステークスはオープン特別として1988年創設。
2014年に阪神芝2000mで行われていたGⅢラジオNIKKEI杯2歳ステークスを引き継ぐ形でGⅡ競走に昇格。
2017年に中距離路線・来年のクラシック戦線に向けての2歳馬のGⅠ競走に昇格しました。
主な歴代優勝馬には1996年エアガッツ、1999年エアシャカール、2001年タイガーカフェ、2003年エアシェイディ、2007年マイネルチャールズ、2008年トーセンジョーダン、2010年ベルシャザール、2016年レイデオロなどがいます。
発走は15:30です。
GⅠ競走に昇格して今年で3回目のホープフルステークス。
昨年優勝馬サートゥルナーリアは翌年の皐月賞を優勝、GⅡ時代の2017年優勝馬レイデオロは翌年に日本ダービーを優勝と、ここで活躍した馬は来年のクラシックで注目される存在になるでしょう。
更に、今後どの路線に進むかも朝日杯フューチュリティステークスで非常に強い勝ち方をしたサリオスとの2歳王者同士の戦いが楽しみになるような馬の出現にも期待したいですね。
それではホープフルステークスの予想を紹介します。
評価順で。
◎2コントレイル
○7ワーケア
▲11オーソリティ
△5ヴェルトライゼンデ
△1ブラックホール
△13ラインベック
本命はコントレイル。
阪神芝1800mのデビュー戦は好位から上がり最速33秒5の脚で1着、前走のGⅢ東京スポーツ杯2歳ステークスでは5番手から上がり最速33秒1という驚異的な脚を使ってレコードタイムで楽勝。
圧巻のパフォーマンスでの勝利だったが、2着馬に5馬身、さらに3着馬には4馬身差を付けていた事からコントレイルの非常に高い能力が伺える。
問題があるとすれば、コーナー4つの中山2000m、ペースが速くなった時などが考えられるが、そこはメンバー全馬が経験の浅い2歳馬。
完成度が物を言う2歳なら、現時点で総合力が一番高そうなコントレイルを本命にした次第。
皐月賞を見据えてのホープフルステークス参戦で、来年が楽しみになるような競馬を期待。
対抗はワーケア。
東京芝1800mのデビュー戦は上がり33秒2で勝利、前走のリステッド競走・アイビーステークスでは上がり33秒3で楽勝と瞬発力ならコントレイル相手でも同等の評価が出来るワーケア。
コントレイル同様に速いペースになった時には一抹の不安はあるが、ハーツクライ産駒で距離は大丈夫だろうし、操縦性が高そうな馬なのでコーナー4つの中山コースでも対応出来そう。
上手く立ち回ればもちろん頭の可能性もあるだろう。
オーソリティはデビュー戦で後に札幌2歳ステークスを優勝するブラックホールを撃破。
前走は今回と同舞台の芙蓉ステークスを優勝し、コース適性を証明しているのは大きなアドバンテージになる。
コントレイル、ワーケアの2頭が中山コースを苦にするようならチャンス。
そこまで大きく荒れる感じはしないので、馬券はコントレイル1着固定の三連単が本線、少額でコントレイルを負かす可能性がありそうな馬を頭に置いた三連単を押さえたいですね。

