明日行われます香港国際競走。
2レース目は芝1200mの香港スプリントです。
香港スプリントの日本馬の優勝は過去1頭のみ。
その1頭が2012年、2013年連覇のロードカナロア。
香港競馬のスプリントレベルは非常に高く、これまで数多くの日本のトップスプリンターが挑戦して来たが中々良い結果を出せませんでした。
フランス・凱旋門賞と同等ぐらい優勝するのが難しいとも言われた香港スプリント。
その牙城を突き破ったロードカナロアの功績は非常に大きいですね。
今年は産駒のアーモンドアイは香港カップを回避したものの、香港スプリントにはダノンスマッシュが出走。
香港スプリント父子制覇が懸かります。
発走は日本時間15:20です。
中山・GⅢカペラステークスと発走時刻が同じですので馬券購入の際はご注意下さい。
6番リトルジャイアントは出走取消です。
地元・香港11頭、オーストラリア、日本から各1頭の計13頭で争われます。
日本からダノンスマッシュが出走。
スプリント大国である香港競馬。
今年も有力馬から伏兵扱いの馬まで非常に強力な布陣の香港勢。
ほとんどの香港馬の前走が前哨戦のジョッキークラブスプリントだが、各馬の能力比較から展開ひとつなど紙一重の感じはするくらいハイレベルな戦いをしている。
香港スプリントは香港競馬の関係者にとって意地でも優勝しなければならないぐらいのレースで、その牙城を崩すのは極めて難しい。
その為か、今年の遠征馬は日本とオーストラリアの2頭だけ。
改めてロードカナロアの香港スプリント2連覇の凄味を感じますね。
ロードカナロアの産駒である日本のダノンスマッシュはこの超強力香港勢相手にどこまで戦えるか。
頑張って欲しいですね。
それでは香港スプリントの予想を紹介します。
評価順で。
番号は馬番です。
◎14エセロ
○1ビートザクロック
▲4ホットキングプローン
△7ダノンスマッシュ
△3ミスタースタニング
△5ラタン
△12リージェンシーレジェンド
△9ウィッシュフルシンカー
△11フルオブビューティー
本命は香港のエセロ。
メンバーただ1頭の3歳馬で、デビューから3連勝、唯一の敗戦は不利があっての3着のみで、その後は再び2連勝とほぼパーフェクトな成績。
2走前の1000m戦はレコード勝ち、前走は51キロの軽量だったとはいえ、香港スプリントを目指す強豪相手に2馬身差を付け、好タイムで重賞初制覇。
若い3歳馬でまだまだ伸び代はありそうで、来年以降が楽しみになる走りを期待。
対抗はビートザクロック。
昨年の香港スプリントは惜しくも3着、しかし今年はセンテナリースプリントカップ、チェアマンズスプリントプライズと香港のスプリントGⅠを2勝と地力上昇が著しいビートザクロック。
レーティングはメンバー中1位の120と高い馬だが、何より凄いのが超ハイレベルの香港スプリント界のトップクラスで未だ3着以下が無い事。
前走のジョッキークラブスプリントは58キロの負担重量で3着に敗れたが、優勝馬エセロとは7キロもの重量差があったレースで、正に負けて強しの内容。
休み明けを一度使われた上積みは確実に見込めるし、ここを目標にメイチは明らかだろう。
ホットキングプローンは昨年のジョッキークラブスプリントを優勝、長期休養明けの前走ジョッキークラブスプリントは2着と連覇はならなかったが、予定通りのローテーションで今回を向かえる。
唯一崩れたのは昨年の香港スプリント9着のみで、全成績(9・2・0・1)と香港のトップスプリンターとして非常に安定した走りを見せている。
十分に争覇圏内の1頭だろう。
馬券はエセロ中心の三連複で、相手は紙一重の勝負をしている人気薄の香港馬まで手広く押さえたい。