明日の阪神競馬場のメインレースは菊花賞トライアル・神戸新聞杯です。


昨年の神戸新聞杯はワグネリアンが優勝。
菊花賞トライアル・神戸新聞杯は今年で67回を向かえる伝統の3歳重賞競走。
主な歴代優勝馬には1997年マチカネフクキタル、2002年シンボリクリスエス、2003年ゼンノロブロイ、2004年キングカメハメハ、2005年ディープインパクト、2007年ドリームジャーニー、2008年ディープスカイ、他にも2010年ローズキングダム、2011年オルフェーヴル、2012年ゴールドシップ、2013年エピファネイア、2014年ワンアンドオンリー、2016年サトノダイヤモンド、2017年レイデオロなど錚々たる名馬が名を連ねています。
発走は15:35です。
3着までにGⅠ菊花賞の優先出走権が与えられます。
8頭立てになりましたが、秋初戦から皐月賞の1、2着馬が激突する神戸新聞杯。
日本ダービー馬ロジャーバローズが引退した今年の3歳牡馬クラシック戦線。
最後の一冠、菊花賞はもちろん、今後のGⅠ戦線に向けて各馬の距離適性を見極める意味でも重要なレースになってきますが、何より少頭数という事もあり、馬券的にはどうかも、有力馬同士の力と力の良い勝負が見れそうで非常に楽しみですね。
それでは神戸新聞杯の予想を紹介します。
評価順で。
◎5ヴェロックス
○3サートゥルナーリア
△4レッドジェニアル
△8ワールドプレミア
△6シフルマン
本命はヴェロックス。
若葉ステークスのパドックで実際にヴェロックスを見た時から、馬体の幅、柔らかそうな筋肉、その雰囲気から、間違いなく皐月賞、日本ダービーで好勝負する馬と確信。
若葉ステークスを楽勝して挑んだ皐月賞では直線での接触などはあったが、ほぼ勝ちに等しいベストな競馬で2着。
日本ダービーでは外目からしっかり折り合いを付けてのレースで、直線は外からサートゥルナーリアに被せられる形ながら、ラストは差し返して3着と先着。
バテずに長く良い脚を使える馬で、2400mの距離は非常に合う印象があるし、夏を越して馬体に厚みが出てきた今なら更に強くなっているはず。
次に予定している3000mの菊花賞でも当然有力な馬だが、まずはここで重賞タイトルを取っておきたいところだろう。
対抗はサートゥルナーリア。
ホープフルステークス、皐月賞とGⅠ2勝を上げているように3歳クラシック戦線のトップホースであるサートゥルナーリア。
皐月賞では直線でヴェロックスとの接触はあったが、終始外を回しながら最後はアタマ差を付けて勝ち切った。
しかし、無敗の皐月賞馬として出走した日本ダービーではスタートでの出負けはあったものの、直線ラストでは脚が上がって、一度は差したヴェロックスに差し返されて4着に敗れた。
半兄エピファネイアは2013年神戸新聞杯、菊花賞優勝、2014年ジャパンカップも優勝、父ロードカナロアは短距離馬だったが、産駒のアーモンドアイは昨年のオークス、ジャパンカップ優勝と血統的に距離は持ちそうだが、前走のレース振りから、サートゥルナーリア自身には少し距離の不安はありそうな感じはする。
(実際に距離不安、オーナーサイドの使い分けからか、陣営は神戸新聞杯の後は天皇賞・秋出走を予定している)
それでも今後に向けてを考えると、このメンバー、この頭数なら悪い競馬は出来ないところだろう。
レッドジェニアルは京都新聞杯を制した重賞馬。
ダービーではメンバー2位の上がりで良い脚を使い、出遅れが無ければと思わせる好内容。
ワールドプレミアは春の若葉ステークスではヴェロックスに離された2着。
無理をして皐月賞、ダービーに出走しなかった分、夏を越えて馬体が成長しているようで、今回は改めて真価が問われる一戦。
シフルマンは春から好馬体を持った馬だったが、条件戦を2連勝しているように、徐々に素質が開花してきた。
先行してもしっかりした脚を使えるのは魅力的で、ヴェロックス、サートゥルナーリア2頭が牽制し合うなら僅かに食い込んでくる可能性はありそう。
普通に考えてヴェロックス、サートゥルナーリアが頭ひとつ抜けていると思うので馬券は三連単でヴェロックス→サートゥルナーリア→△△△が本線、少額でヴェロックス→△△△→サートゥルナーリアも買いたいですね。


