本日、盛岡競馬場で短距離のダートグレード競走、クラスターカップが行われます。







昨年はJRAのオウケンビリーヴが優勝。



クラスターカップは1996年に中央・地方交流重賞として創設。


主な歴代優勝馬には1998年ファーストアロー、2001年ノボジャック、2002年サウスヴィグラス、2006年アグネスジェダイ、2009年バンブーエール、2010年サマーウインド、2012年タイセイレジェンド、2015年、2016年連覇のダノンレジェンドなどがいます。


過去23回行われたクラスターカップでの地方所属馬の優勝は4回。


2000年ゴールデンチェリー(名古屋)、2008年プライドキム(船橋)、2013年ラブミーチャン(笠松)、2017年ブルドッグボス(浦和)の4頭が栄冠を手にしましたが、地元・岩手所属馬の優勝は未だありません。





発走は16:50です。



JRAから5頭、北海道3頭、笠松、大井から各1頭、地元・岩手4頭の計14頭で争われます。



秋のJBCスプリントへと繋がる短距離ダートグレード競走のクラスターカップ。



今年はコパノキッキングの鞍上藤田菜七子騎手の重賞初制覇に注目が集まっていますね。


しかし、地方勢も2017年の優勝馬ブルドッグボス、グレード競走でも健闘しているショコラブラン、メイショウアイアン、そして悲願の地元馬優勝の期待が懸かるラブバレットなど中々良いメンバーが出走して来ました。


今年のクラスターカップは交流重賞でよくある一方的にJRA勢が優勢とも言えないだけに楽しみですね。





それではクラスターカップの予想を紹介します。

評価順で。






◎6ヒロシゲゴールド
○10ヤマニンアンプリメ
▲9コパノキッキング
△12ラブバレット
△3ショコラブラン
△5ノボバカラ
△13メイショウアイアン






本命はヒロシゲゴールド。

今年に入って条件戦で3連勝、交流重賞の東京スプリントでも差の無い3着と今が非常に充実しているヒロシゲゴールド。


前走の天王山ステークスはオーバーペースで苦しい展開になってしまった為の敗戦でそこまで悲観する事はないと思う。


盛岡コースは初めてだが、同じ左回りの中京コースで強い勝ち方をしているし、盛岡競馬場は広い競馬場だが先行馬が中々止まらない印象もあるので前に行く脚質のヒロシゲゴールドにも合いそうなイメージ。






対抗はヤマニンアンプリメ。

元々グレードレースのマリーンカップで3着があるように能力の高さは見せてはいたが今年に入って更に本格化。


オープンクラスで初勝利を上げると、積極的に交流重賞挑戦を敢行し、黒船賞、かきつばた記念で連続2着、そして前走の北海道スプリントカップで重賞初制覇。


特に前走のレース振りは圧巻の内容で、恐らく1400mより1200mへの適性の方が高い印象を受けた。


盛岡コースは初めてだが、中央・地方様々な競馬場で結果を出してきた馬なので問題はなさそう。







藤田菜七子騎手の重賞初制覇が期待されるコパノキッキングはどうしても脚質的に強力先行馬を捕らえ切れない不安が付きまとう感じはある。

逆に前が競り合えば展開は向く可能性はあるが、現実的には2、3着のイメージか。







地方勢筆頭は地元・岩手のラブバレット。




岩手最強馬として長く君臨して来た馬で、無理矢理とも言えるJRA移籍時は結果を出せない状況が続いた。


しかし、岩手復帰後の2戦は流石と言える強さを見せて連勝。


地元の大一番クラスターカップでは過去2015年~2018年と4年連続で出走し、3、3、2、3着と惜しい結果が続いている。


5年連続参戦の今年こそ悲願の地元馬優勝に力が入る。







馬券は三連単フォーメーションを本線に押さえの三連複も買いたいですね。