明日の札幌競馬場のメインレースはダートの重賞競走、エルムステークスです。
昨年のエルムステークスはハイランドピークが優勝。
エルムステークスの全身は1996年重賞に昇格したシーサイドステークス(函館ダート1700m・優勝馬キョウトシチー)。
翌年1997年から札幌競馬場に場所を移して行われ、競走名もエルムステークスに変更。
主な歴代優勝馬に1997年バトルライン、1998年タイキシャーロック、1999年ニホンピロジュピタ、2003年アドマイヤドン、2004年、2005年パーソナルラッシュ、2014年ローマンレジェンドなどがいます。
発走は15:25です。
地方・北海道競馬からモルトベーネが参戦。
北海道競馬最強馬スーパーステションは残念ながら回避しました。
秋のマイルチャンピオンシップ南部杯、JBC競走に向けての一戦。
トップクラスは不在も、レベルの高い4歳世代を初め、上がり馬や初ダートの馬など結構多彩なメンバーになった今年のエルムステークス。
馬券的には難解なレースですが、ここで良い競馬をした馬は今後のダート戦線でも注目される存在になるかも知れませんね。
それではエルムステークスの予想を評価順で紹介します。
◎4モズアトラクション
○6サトノティターン
▲2テーオーエナジー
△12グリム
△3ドリームキラリ
△14リアンヴェリテ
△9サングラス
本命はモズアトラクション。
エルムステークスが行われる札幌ダート1700mは圧倒的に先行有利なコースだが、今回はマルターズアポジー、ドリームキラリと2頭のハナ固執の馬に、更に他にも先行型が多数出走している。
マルターズアポジーは初のダートでスピードを生かした逃げを打てるかは微妙も、ドリームキラリはハナを取らないと結果を出せない馬、グリムも人気を背負う分、ある程度早めに前を捕らえに行きそうで普通に考えて先行勢には厳しい展開になりそう。
そこで浮上するのがモズアトラクション。
前走の小回り函館ダート1700mでは鋭い末脚を繰り出して2着と、似たコースの札幌ダートに対する不安は無いし、重賞でも強敵が揃った平安ステークスで2着があるように能力は十二分に通用する。
間違いなく平均以上のラップでペースは速くなるはずで、ゴール前での強襲を期待。
対抗はサトノティターン。
春のマーチステークスを制している重賞ホースで、モズアトラクション同様に鋭い末脚が武器のサトノティターン。
モズアトラクションと同じく今回は展開面でかなりの恩恵が見込めそうで、ハマった時の末脚の破壊力は高い馬。
休み明けになるが、鉄砲成績(2・1・0・1)と結果を出しているように気にする必要は無い。
テーオーエナジーは先行タイプの馬だが位置取りにはある程度融通が効くタイプ。
近2走は崩れているが、巻き返して来そうな雰囲気があるし、何より鞍上岩田騎手は過去のエルムステークスを見ても分かるように非常に成績が良い点には注目したい。
馬券は手広くモズアトラクション中心の三連複かな?

