本日、イギリス・アスコット競馬場で欧州競馬上半期の総決算であるキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスが行われます。
競馬発祥の地、イギリスで行われる世界最高峰レベルの競走であるキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス。
キングジョージには過去5頭の日本馬が挑戦しています。
1969年スピードシンボリ(5着)、1985年シリウスシンボリ(8着)、2000年エアシャカール(5着)、2006年ハーツクライ(3着)、2012年ディープブリランテ(8着)。
中でも2006年に挑戦したハーツクライは、当時欧州最強のハリケーンラン、同年のドバイワールドカップを制したエレクトロキューショニストとの見応えある3強対決を演じ、今でも名レースとして語り継がれています。
発走は日本時間23:40です。
イギリス5頭、アイルランド4頭、フランス1頭、そして日本のシュヴァルグランを合わせた計11頭で争われます。
昨年の凱旋門賞でエネイブルの2着、愛オークス、ヨークシャーオークスを制した世界トップクラスの1頭、イギリスのシーオブクラスが7月22日に疝痛の為、亡くなりました。
再びエネイブルとキングジョージ、凱旋門賞での対決が期待されていただけに非常に残念ですね。
芝路線の世界最強馬エネイブルが登場。
エネイブルについては競馬ファンなら知らない人はいないと思うんですが、軽く紹介しましょうか。
エネイブルはイギリス・Jゴスデン厩舎所属の5歳牝馬。
父ナサニエルはキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、エクリプスステークスを制しています。
エネイブルは通算12戦11勝、敗れたのはデビュー2戦の3着だけで、現在10連勝中。
勝ち取ったGⅠレース。
2017年
英オークス、愛オークス、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、ヨークシャーオークス、凱旋門賞
2018年
凱旋門賞、ブリーダーズカップ・ターフ
2019年
エクリプスステークス
と、まあ、凄い成績の一言なんですが、今回のキングジョージに出走するエネイブル以外もかなりの強力メンバー。
そんな強力メンバーに挑戦する日本のシュヴァルグランには2006年に出走した父ハーツクライの分まで頑張って欲しいですね。
それではキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの予想を紹介します。
評価順で。
番号は馬番です。
◎3デフォー
○8エネイブル
▲10アンソニーヴァンダイク
△2クリスタルオーシャン
△1シュヴァルグラン
△7ヴァルトガイスト
本命はデフォー。
元々悪くない成績を残していたが、去勢されてから一変。
エプソムでのコロネーションカップでGⅠ初制覇を飾ると、前走のキングジョージの前哨戦であるハードウイックステークスも優勝し、重賞2連勝。
今回は一気の相手強化になるが、デフォー自身はセン馬で秋の凱旋門賞への出走資格がない分、他の馬に比べてもメイチ感がある。
充実した今、お釣りの無い仕上げで世界女王の首を狙う。
対抗はエネイブル。
誰もが認める芝世界女王で、レース振りにも文句の付けようがない馬。
現在10連勝中、休み明けの前走、今季初戦のエクリプスステークスでも安定感ある走りで優勝、改めて貫禄を見せた。
最大目標は3連覇が懸かる秋の凱旋門賞で、ここは叩きの一戦だろうが、能力を考えると大崩れは考えにくい。
キングジョージは2017年に制しているし、コースに対する不安もない。
アイルランドの名伯楽エイダン・オブライエン調教師はキングジョージに4頭出し。
大将格は今年の英ダービー馬、55.5キロで走れるアンソニーヴァンダイクだろう。
日本のシュヴァルグランはコースを問わず結果を出してきた馬で、前走のドバイシーマクラシックでも2着と海外でもその名は知られている。
キングジョージは父ハーツクライが3着したように血統による適性も期待出来そうで、少しでも上位に食らい付いて欲しいですね。
馬券はデフォー、エネイブル2頭軸マルチの三連単で買いたいですね。



