明日は東京競馬場でダービートライアル・青葉賞が行われます。








2004年の青葉賞はハイアーゲームが優勝。



ハイアーゲームは父サンデーサイレンス、母ファンジカという血統の牡馬。




2003年10月東京競馬場でのデビュー戦で1着。


続く500万2着、GⅢラジオたんぱ杯2歳ステークス3着、年が明けて2月のセントポーリア賞(500万)を優勝してオープン入り。



皐月賞を目指してGⅡ弥生賞に出走するが、4着に敗れて皐月賞を断念。


目標を日本ダービーに切り替えて、トライアル・青葉賞に出走。


中団からレースを進めたハイアーゲームは上がり最速の脚を繰り出して優勝、一気にダービーの有力馬に躍り出る。



そして、3番人気に支持された日本ダービー。

1番人気はNHKマイルカップを制して変則二冠を狙うキングカメハメハ、2番人気は地方・北海道競馬所属で皐月賞2着のコスモバルク、4番人気は皐月賞馬ダイワメジャー。



前走同様、中団で脚を溜めたハイアーゲームはピッタリとキングカメハメハは目標にする位置で直線に入り、必死に食らい付くが突き放され、最後は追い込んできたハーツクライに交わされて3着。



秋になり、更なる活躍が期待されたが、菊花賞は11着、年が明けて2005年も一度も勝てずに終わる。



2006年4月のメトロポリタンステークスで久々の勝利を上げるが、レース後に屈腱炎を発症し1年以上の休養を余儀なくされる。



2007年10月に復帰すると、3戦目のGⅢ鳴尾記念で優勝する。


しかし、2009年12月まで現役を続けるが、1勝も出来ずに引退。



引退後は種牡馬になりましたが、現在までに重賞を制した産駒はおらず、これからの活躍が期待される。






ハイアーゲームはセレクトセールで1億5000万円で落札されたサンデーサイレンス産駒。


非常に見栄えがする好馬体で3歳春までは期待通りの活躍を見せた。


蛯名騎手を背に挑んだ日本ダービーでは悲願のダービー制覇が懸かる鞍上の気迫に応えてキングカメハメハに食い付こうとするハイアーゲームの走りが印象的でした。





発走は15:45です。



2着までにGⅠ東京優駿・日本ダービーへの優先出走権が与えられます。




無敗の皐月賞馬サートゥルナーリアが一歩抜け出し感じの3歳クラシック戦線。


そのサートゥルナーリアを追う存在がヴェロックス、ダノンキングリー。



青葉賞の他、来週にプリンシパルステークス、京都新聞杯とダービーへのステップ競走が控えていますが、皐月賞上位組を脅かす馬が出てくるのか、本番と同じ舞台設定だけに、しっかりと各馬のレース振りをチェックしたいですね。





それでは青葉賞の予想を評価順で紹介します。




◎3ランフォザローゼス
○6ウーリリ
▲7トーセンカンビーナ
△11カウディーリョ
△13マコトジュズマル
△2リオンリオン
△1アドマイヤスコール
△15キタサンバルカン




本命はランフォザローゼス。

デビュー時からクラシックを目指して大事に使われ、前走の京成杯で2着。


無理に皐月賞出走を考えず、ダービー1本に目標を定めての青葉賞出走。


中山でも好結果を出してきたが、長く良い脚を使うタイプの馬で、直線の長い東京は合いそう。






対抗はウーリリ。

キャリア1戦で挑んだ前走のGⅢ毎日杯では、直線窮屈なインコースに入りながらも2着と能力の高さを見せた。


兄はダービー馬マカヒキで血統的に東京芝2400mでこその馬で、今回は休み明けを叩いた上積みもある。


好位からでも直線でしっかりと良い脚を使える馬で、展開にもあまり左右されにくい馬に見える。


血統的に何とかダービーの出走権が欲しいところ。






トーセンカンビーナは前走の勝ち馬ランスオブプラーナの有利な展開の中、スタートで出負け→最後方→上がり最速の脚で2着と強い内容。


直線だけの競馬で結果を出して来ているように、持っている素質は高い。





馬券はランフォザローゼス中心の三連複で手広く。