明日は福島競馬場で牝馬限定の重賞競走、福島牝馬ステークスが行われます。







2007年の福島牝馬ステークスはスプリングドリューが優勝。



スプリングドリューは父ミシル、母ダイナサフランという血統の牝馬。




2002年10月の中山競馬場でのデビュー戦は9着。


初勝利を上げたのは8戦目、2003年3月の中山競馬場。


続いてGⅢフラワーカップに出走するも7着。


2勝目を上げたのは2004年10月の東京競馬場、12月に2回目の500万クラスを優勝。



2006年5月、8月と1000万を2回優勝、昇級戦の準オープン・ニューマーケットカップも優勝し、6歳にしてようやくオープン入りを果たす。



しかし、その後出走した重賞レースでは府中牝馬ステークス、福島記念、愛知杯と大敗した。


重賞で厳しいレースが続いていた為、福島牝馬ステークスでは9番人気の低評価。


後方からレースを進めたスプリングドリューは直線で抜け出したフラッグシップを上がり最速の脚でゴール寸前で差し切って優勝。


その後に出走したGⅠではヴィクトリアマイル、エリザベス女王杯ともに13着に敗れて、2007年11月に引退しました。






父ミシルは1993年のジャパンカップにも出走した(6着)イタリアの名馬。


結局、日本では目立った産駒は出ず、7歳にして重賞制覇を果たしたスプリングドリューが唯一のステークスウイナー。


スプリングドリューは繁殖牝馬として貴重なミシルの血を母系から繋いでいけるように頑張ってほしいですね。






発走は15:25です。



優勝馬にはGⅠヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられます。




10頭の少頭数になりましたね。

過去3年の福島牝馬ステークスでは1番人気は3着以内を確保しています。


しかし、2016年は15番人気が1着、13番人気が3着と、とんでもない人気薄が絡んでいる事から一筋縄ではいかない印象もあるレース。


流石に今年は10頭立てで、そこまでの大波乱は無いと思うんですが・・・





それでは福島牝馬ステークスの予想を紹介します。

評価順で。




◎5デンコウアンジュ
○6フローレスマジック
▲4カワキタエンカ
△10ダノングレース
△3ランドネ




本命はデンコウアンジュ。

福島牝馬ステークスには過去2回出走し、2016年4着、2017年3着と惜しい結果を残しているデンコウアンジュ。


2歳時には快速牝馬メジャーエンブレムを差し切り、2017年のGⅠヴィクトリアマイルでは僅差の2着がある馬で、実績はこのメンバーでは抜けている。


今年は6歳になるが、近走の結果、レース振りから衰えは感じられない。


今回のメンバー的に、2015年10月以来の勝利を上げるチャンス。





対抗はフローレスマジック。

元々、クイーンカップ、フローラステークスともに3着、オークス6着など能力の高さを見せていたが、昨年秋に2連勝。


連勝後の重賞レースでは結果を出せなかったが、着差は僅かで展開ひとつと思う。


福島コースは初めてになるが、中山、東京の他にも札幌、京都、新潟で結果を出しているので初コースでも心配なさそう。





カワキタエンカは昨年の2着馬でスンナリ先手を取れれば。




馬券は三連単でデンコウアンジュ1、2着固定で買いたいですね。