明日の阪神競馬場ではダートの重賞競走、アンタレスステークスが行われます。
2011年、2012年のアンタレスステークスはゴルトブリッツが連覇。
ゴルトブリッツは父スペシャルウィーク、母レディブロンドという血統の牡馬。
2010年阪神競馬場でのデビュー戦は7着。
その後も2、3着はあったが未勝利を勝ち上がれず、2010年の10月に地方・北海道競馬に転籍する。
北海道競馬では2戦とも楽勝し、再び中央へ転入。
中央転入初戦の500万を勝利すると陣営は強気に年末のダート大一番の東京大賞典に挑戦。
流石に経験の差が出た感じで7着に敗れるが、年が明けて2011年は1000万、準オープン、GⅢアンタレスステークスと3連勝を飾る。
続くGⅡ東海ステークスは5着に敗れるが、盛岡・マーキュリーカップを優勝し、重賞2勝目を飾る。
2012年はオープン特別の仁川ステークス、GⅢアンタレスステークス連覇。
そして春のダート大一番の帝王賞ではエスポワールシチーに3馬身半を付ける圧勝で初のビッグタイトルを獲得した。
しかし、秋に向けて英気を養っていた放牧先のノーザンファームしがらきで腸捻転を発症し、死亡しました。
帝王賞を制し、これからは更なる活躍が期待されていたゴルトブリッツ。
競走馬は常に細心の注意を払っていても、いつどうなるか分からないものですね・・・
血統も良い馬でしたし、早すぎる死が惜しまれますね。
発走は15:30です。
春のダート大一番である、帝王賞に向けての前哨戦のひとつですね。
現在のダート界はルヴァンスレーヴをはじめ、今年のフェブラリーステークスを優勝したインティ、他にもゴールドドリームやオメガパフューム、ケイティブレイブなど非常に層が厚い。
アンタレスステークスの出走馬も中々の好メンバーで新たにトップクラスのダートホースに名乗りを挙げる馬が出てくるかも知れません。
それではアンタレスステークスの予想を評価順で紹介します。
◎3ロンドンタウン
○14ヒラボクラターシュ
▲10ウェスタールンド
△4グリム
△9アナザートゥルース
△5ナムラアラシ
△1ピオネロ
本命はロンドンタウン。
前走のマーチステークスでも本命にしたが、11番人気で勝ちに等しい2着と帰国初戦で重いハンデを背負いながら結果を出した。
今回は一度叩いての上積みも見込め、斤量も56キロと軽くなるのは非常に魅力。
対抗はヒラボクラターシュ。
名古屋大賞典から中9日で挑んだマーチステークスでは直線で窮屈になりながらも力を見せる内容で僅差の4着。
今回は人気も少し甘くなりそうなのは良いし、鞍上は乗り替わりになるが、誰が乗っても堅実に走る馬なので問題は無いと思う。
ウェスタールンドは休み明けになるが、昨年のチャンピオンズカップで見せた上がり34秒4は芝並の瞬発力で、かなりの潜在能力を持っている。
武蔵野ステークスのような先行する競馬だと持ち味が生かせないので、じっくり脚を溜める競馬で。
馬券はロンドンタウン中心で買い方をじっくり考えます。

