明日の福島競馬場のメインレースは芝中距離のリステッド競走、福島民報杯です。
1999年の福島民報杯はクリスザブレイブが優勝。
クリスザブレイブは父ノーザンテースト、母クリスザレディーという血統の牡馬、大種牡馬ノーザンテースト晩年の産駒で〝ノーザンテースト産駒最後の大物〟と言われた。
1996年10月に東京競馬場でのデビュー戦を優勝、続く500万特別も優勝し、2連勝を飾る。
大物感ある勝ちっぷりから、GⅠ朝日杯3歳(旧表記)ステークスでは1番人気に支持されたが、マイネルマックスの15着と大敗、その後に骨折が判明し、1年の休養に入る。
1998年に復帰したが、2戦して敗れてから脚部不安になり、再び1年の休養。
1999年になり、500万クラスでの復帰初戦は敗れたが、次の500万から900万(現1000万)、1600万、そしてオープン特別の福島民報杯まで4連勝。
勢いに乗って挑んだGⅠ天皇賞・秋は16着に惨敗。
しかし、次のディセンバーステークス、年が明けての白富士ステークスとオープン特別を2勝、夏のGⅢ関屋記念、9月の京成杯オータムハンデと重賞で連続2着と復調気配を見せる。
3番人気で挑んだGⅢ富士ステークスでは強豪ダイタクリーヴァを抑えて優勝、素質馬が7歳にようやく初重賞制覇を飾った。
続くGⅠマイルチャンピオンシップ8着の後、屈腱炎を発症し、無念の引退。
引退後は種牡馬になったが、活躍した産駒は出せず、2005年に中国へ輸出されました。
クリスザブレイブは大種牡馬ノーザンテースト産駒最後の重賞競走優勝馬。
すぐに重賞を勝てると期待されていましたが、故障などにより、中々勝てず、7歳にしてようやく富士ステークスを優勝。
朝日杯後の故障がなければどんな競走生活を送っていたんでしょうね。
発走は15:20です。
福島競馬場で行われる初めてのリステッド競走。
福島民報杯は福島競馬場伝統の競走で、かつては秋に行われていました。
クリスザブレイブを初め、ここを勝って秋の天皇賞に出走してくる馬もいましたね。
まあ、ローカルにも中距離の重賞はたくさんあるので、そこへのステップ的なレースでしょうね。
それでは福島民報杯の本命馬を紹介します。
◎13レッドローゼス
鞍上蛯名騎手が期待している馬で2走前に準オープンを勝ってオープン入り。
前走の昇級戦、大阪城ステークスでも僅差の4着とここにきて非常に馬が充実。
名手が福島遠征を決めた事からも勝負気配は高いはず。
馬券は三連単でレッドローゼス1、2着固定を考えています。