明日の阪神競馬場のメインレースは3歳のマイル重賞、アーリントンカップです。







2006年のアーリントンカップはステキシンスケクンが優勝。



ステキシンスケクンは父ダンジグ、母オータムムーンという血統のアメリカ生まれの牡馬。




2005年12月の中京競馬場でのデビュー戦を優勝、続く中山のクリスマスローズステークスで2着。



年が明けて2006年、オープン特別のクロッカスステークスで2着となり、重賞初挑戦となるGⅢアーリントンカップに3番人気で出走する。


アーリントンカップでは開幕週の馬場を味方にハナを切り、後のNHKマイルカップを制するロジックを押さえて逃げ切り、優勝。



しかし、GⅠ競走の皐月賞では12着、NHKマイルカップ17着と大敗、夏のアイビスサマーダッシュでも2番人気に支持されたが12着に終わる。




秋になり、GⅢ京成杯オータムハンデに出走。


大敗続きの為、10番人気の低評価だったが、スピードを生かして逃げ切り優勝、重賞2勝目を飾る。


再びGⅠに挑戦していくが、スプリンターズステークス16着、マイルチャンピオンシップ14着と惨敗。


その後はしばらく勝てない時期が続いたが、2008年3月の東風ステークスで久々の勝利。


秋の京成杯オータムハンデで3着になるが、その後は大敗を繰り返し、2009年8月の札幌記念16着を最後に引退。


引退後はチェコで種牡馬になりました。






ステキシンスケクンはミスタープロペクターの肌にダンジグという超良血馬で非常に優れたスピードを武器に重賞を2勝しました。


日本で種牡馬になっても、その血統からそこそこの人気は出ていたように思います。


まあ、これだけの血統馬なら世界のどこに出しても恥ずかしくないですし、海外で良い産駒の誕生を期待したいですね。





発走は15:30です。



3着までにGⅠNHKマイルカップの優先出走権が与えられます。




一昔前は春の阪神競馬開幕週の重賞競走として行われていたアーリントンカップ。


昨年から正式にNHKマイルカップのトライアルレースになり、時期が最終週に変更。



以前のアーリントンカップは開幕週だった事もあり、逃げ、先行タイプが有利だった感じがありますが、近年は差しタイプが上位を占めている印象。


今年のメンバー的にも瞬発力がある強力な馬達が出走しており、それらの馬を主軸に考えたいですね。




それではアーリントンカップの予想を紹介します。

評価順で。




◎14フォッサマグナ
○12ヴァンドギャルド
▲17ミッキーブリランテ
△3ヴァルディゼール
△6ニシノカツナリ
△18ジャミールフエルト





本命はフォッサマグナ。

デビュー戦で後の毎日杯優勝馬ランスオブプラーナ相手に優勝、共同通信杯では一気の距離延長、スタートもスムーズではなかった敗戦。


自己条件の前走、マイルの500万では余裕のある勝ちっぷりで完勝の内容で能力の高さを改めて見せた。


広い外回りの阪神コースも合いそうで、次への期待を抱かせるレースを見せてくれそう。





対抗はヴァンドギャルド。

デビューしてこれまで、クラシックを意識させる能力を見せていたが、レース中の不利や不向きな展開になるなど、僅差の勝負はしていたが相次いで賞金加算に失敗。


1番人気に支持された前走の毎日杯でも上がり最速の脚を使うも、ランスオブプラーナが作り出したスローペースの展開で3着に追い上げるので精一杯。


もう少しペースが流れていればの内容で、残念ながら皐月賞への出走は叶わなかったが、その分、今回に懸ける勝負気配は高そう。





ミッキーブリランテは今回は外枠を引いたが、位置取りに融通が効くタイプで終いの脚もしっかりしている馬。




馬券はフォッサマグナからじっくり買い方を考えたいですね。