土曜日の阪神競馬場のメイン競走は牝馬限定の重賞競走、阪神牝馬ステークスです。







2007年、2009年の阪神牝馬ステークスはジョリーダンスが優勝。



ジョリーダンスは父ダンスインザダーク、母ピーターホフズパティアという血統の牝馬、馬主は俳優の小林薫氏。




2003年、中山競馬場でのデビュー戦は2着、4戦目で初勝利。


昇級後も安定した走りで2004年秋に500万、1000万と2連勝、勢いに乗って挑んだ2005年GⅢ中山牝馬ステークスは12着と大敗した。



その後、2006年11月に1000万を勝利、2007年2月に準オープンを勝ち上がり、オープン入りを果たす。


久々の重賞競走出走になった阪神牝馬ステークスは5番人気だったが、好位追走から直線抜け出して優勝、重賞初制覇を飾った。


GⅠ初出走となったヴィクトリアマイルは5着、続く安田記念では9番人気ながらダイワメジャーの3着と健闘した。


しかし、その後は阪神カップ2着、スワンステークス3着などはあったが、2年近く勝利から遠ざかってしまう。



2009年、8歳になったジョリーダンスは2007年に優勝した阪神牝馬ステークスに出走。


惨敗続きから7番人気と低い評価だったが、中団追走から他馬を差し切って優勝、このレース2回目の勝利となった。



続くヴィクトリアマイルは5着と健闘したが2009年8月30日のGⅢキーンランドカップ13着を最後に引退。


現在は生まれ故郷の牧場で繁殖牝馬として過ごしています。






牝馬ながら長く、第一線で走り続けたジョリーダンス。

阪神牝馬ステークスを2回制しているんですが、ヴィクトリアマイルでは惜しくも栄冠に手が届きませんでした。


それでも牡馬混合の安田記念では3着になっている事から、牝馬限定のGⅠを勝てる力はあったんでしょうね。





発走は15:35です。



GⅠヴィクトリアマイルの前哨戦で1着馬には優先出走権が与えられます。




アーモンドアイ、ディアドラ、リスグラシューなど、牝馬トップクラスが不在。


今後、国内の牝馬戦線を引っ張って行く馬を占う意味では注目のレースになりそうです。




それでは阪神牝馬ステークスの予想を評価順で紹介します。




◎4ラッキーライラック
○10レッドオルガ
▲12ミエノサクシード
△1サラキア
△14アマルフィコースト
△8ミッキーチャーム
△5クロコスミア




本命はラッキーライラック。

昨年の桜花賞で怪物牝馬アーモンドアイに敗れ、2着になってから勝利はなかったが、豪華メンバーが揃った前走の中山記念で改めて能力の高さを見せる2着と奮起した。


阪神芝1600mはGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズやチューリップ賞を制している舞台で得意なコース。


アーモンドアイがいない国内牝馬戦線のトップを証明する為にここは久々の1着が欲しいところ。






対抗はレッドオルガ。

昨年から本格化し、前走は牡馬相手の重賞で次世代のマイル路線のエース候補であるインディチャンプの2着と健闘。


右回りコースの適性が案外だが、血統的には阪神外回りコースはディープインパクト産駒の庭であまり気にする必要はない。


マイルの距離は全5勝を挙げているようにベスト。





ミエノサクシードは外回りコースでこそ力を発揮する馬で、実際に牡馬混合のポートアイランドステークス優勝、GⅢ京都金杯3着など結果を出している。




穴は坂路での追い切りで抜群の動きを見せたアマルフィコーストか。





馬券はラッキーライラックからの三連単かヒモ穴を狙った三連複にするかじっくり考えます。