本日、中山競馬場では天皇賞・春の前哨戦、日経賞が行われます。
1998年の日経賞はテンジンショウグンが優勝。
テンジンショウグンは父ノーアテンション、母シュアンスという血統の牡馬。
1992年、新潟競馬場でのデビュー戦を優勝するが、その後は中々勝ち上がれなかった。
1994年になり、500万、900万(現1000万)を2回、10月に準オープンのオクトーバーステークスを勝ってオープン入り。
その後はオープン特別や重賞に出走するが中々結果を残せなかった。
1996年の日経賞では人気薄で3着と健闘するが、それ以外のレースでは大敗を繰り返し、1997年6月に障害入り。
障害転向後は2勝を上げ、1998年、9歳(旧表記)になったテンジンショウグンは久しぶりの平地競走のGⅡ日経賞に出走する。
障害帰り、高齢、平地時代の成績などから12頭立ての12番人気とほとんど注目されていなかった。
陣営も賞金対象になる8着以内を目標にレースに出走させていたみたいだが、後方からレースを進めた江田照男鞍上テンジンショウグンは直線に入ると1番人気のローゼンカバリーを交わして優勝、単勝35570円、馬連213370円の大波乱を演出した。
9歳(旧表記)にして、初のGⅠ出走となった天皇賞・春は6番人気で11着、その後も重賞に出走したが大敗が続き、1998年11月に引退しました。
引退後は警視庁の騎馬隊に入隊。
2012年に騎馬隊を引退してからは功労馬として余生を過ごしていましたが、2018年10月、28歳で亡くなりました。
やはりテンジンショウグンと言えば日経賞ですよね~
しかも9歳にして障害帰り、抜けた最低人気での重賞初勝利は本当にインパクトがありました。
ゴール直後の何とも言えない驚きと言うか、あっけに取られたような感じのどよめきは印象的でした笑
発走は15:45です。
地方・北海道からハッピーグリンが参戦。
優勝馬には天皇賞・春の優先出走権が与えられます。
過去の優勝馬にはテンジンショウグン、レオリュウホウ、ネコパンチなど超人気薄の激走馬の名前も。
結構荒れる印象はあるレースですね。
中山芝2500mという条件は独特の適性が求められるコースなのでスンナリ決まる気もあまりしませんが果たして。
それでは日経賞の予想を評価順で紹介します。
◎7エタリオウ
○4サクラアンプルール
▲1メイショウテッコン
△6ルックトゥワイス
△2ゴーフォザサミット
本命はエタリオウ。
何かスンナリ勝つ気はしないんですが、馬券内は固いかな?という感じの本命ですね。
昨年のクラシック戦線ではトップクラスの活躍を見せていたように自力は高く、2400m以上なら競馬場を問わず力を出せる馬。
もちろん、目標は次の天皇賞・春で目一杯の仕上げではないだろうが、1勝馬という事もあり、陣営の気持ちとしては勝っておきたいところだろう。
対抗はサクラアンプルール。
近2走は大外枠が堪えた敗戦で、やっと好枠が当たり、巻き返しが期待出来そうなサクラアンプルール。
勝ち星からは遠ざかっているが、自分の力は安定して出すタイプ。
適性的に3200mの天皇賞・春より、今回が勝負のような感じもするし、そろそろ馬券内突入を期待。
メイショウテッコンは今回は自分の競馬が出来そうで武豊騎手が続けて乗るのは良さそう。
馬券はエタリオウ、サクラアンプルールかエタリオウ、メイショウテッコン、どちらかの三連単2頭軸マルチの三連単を考えています。

