本日、中山競馬場で皐月賞トライアル、スプリングステークスが行われます。







2004年のスプリングステークスはブラックタイドが優勝。


ブラックタイドは父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘアという血統の牡馬、いわゆるディープインパクトの兄。




ブラックタイドは2003年の阪神競馬場でのデビュー戦を勝利。


続くGⅢラジオたんぱ杯2歳ステークスは4着に敗れるが、年が明けて若駒ステークスを優勝。


GⅢきさらぎ賞2着を経て、皐月賞トライアル・GⅡスプリングステークスに出走。


2番人気に支持されたスプリングステークスでは後方追走から上がり最速の脚を繰り出してコスモサンビーム、ダイワメジャーなどを相手に優勝。


しかし、2番人気に支持されたGⅠ皐月賞では16着と大敗、レース後に屈腱炎を発症し、2年間の休養に入る。




復帰後は惜しいレースはあったが結局一度も勝つ事はなく、弟ディープインパクトが大活躍する中、引退。



キタサンブラックの誕生







引退後、種牡馬になったブラックタイドは競走成績で弟ディープインパクトに大きく差を付けられたが産駒の中から超ド級の大物が誕生する。






GⅠ競走7勝を上げ、国民的スターホースとして大活躍したキタサンブラック。


キタサンブラック以外にも重賞勝ち馬を輩出するなど産駒はそこそこ活躍はしていたが、やはりこれだけの大物となれば中々出ない。


もちろん、キタサンブラックはブラックタイドの後継として鳴り物入りで種牡馬入り、その血を繋いでいく戦いが待っている。







競走馬としての成績は弟ディープインパクトに敵いませんでしたが、種牡馬になってからブラックタイドはディープインパクトの兄として意地を見せた感じですね。

しかし、サラブレッドにとってサイアーライン(父系)を繋いでいくのはかなり厳しいサバイバル戦。

今までにも自身の競走成績は素晴らしくても種牡馬成績はからっきしの名馬は数多く、キタサンブラックはブラックタイドの血を繋いで行けるんでしょうか?





発走は15:45です。



3着までにGⅠ皐月賞の優先出走権が与えられます。





個人的にサートゥルナーリアが今時点ではトップの存在と感じている今年の牡馬クラシック戦線。


昨日、阪神競馬場で行われた皐月賞トライアル・若葉ステークスはヴェロックスが1番人気に応えて楽勝、かなり強い勝ち方で皐月賞でも有力馬の1頭になりましたね。


他にも朝日杯馬アドマイヤマーズ、共同通信杯を制したダノンキングリーやラストドラフト、ニシノデイジー、アドマイヤジャスタなど、王者サートゥルナーリアがぶっつけで皐月賞出走という事で思った以上に混戦皐月賞になりそうです。


昨年は優勝したステルヴィオが後にGⅠマイルチャンピオンシップを勝ち、2着のエポカドーロは続くGⅠ皐月賞を制しました。


クラシックはもちろん、今後に向けて重要なレースですね。





それではスプリングステークスの予想を紹介します。

評価順で。




◎15ロジャーバローズ
○13シークレットラン
▲8ヒシイグアス
△10ディキシーナイト
△6コスモカレンドゥラ
△2クリノガウディー
△7リーガルメイン
△9エメラルファイト
△1ファンタジスト



これでも印が足りないくらいですが笑


本命はロジャーバローズ。

脚質に融通が効くタイプの馬で先行して、シッカリとした上がりを使えるのも魅力。


唯一の敗戦もアドマイヤジャスタ相手で着差は僅かだったので、まだ底を見せていない。


外枠から内の有力馬を見ながらレースを運べそうで好位を取りやすそう。






対抗はシークレットラン。

2連勝して挑んだ前走の京成杯は1番人気で4着に敗れたが着差は僅か。


中山コースなら引き続き期待を出来るので人気が甘くなる今回は狙い目。


自分のタイミングで動いて行けそうな外枠は良さそうで積極的なマクリを期待したい。





ヒシイグアスもデビュー時から良い馬と思っていたし、何とか皐月賞の権利が欲しいところ。




馬券は三連系は絞り切れないのでロジャーバローズから3着は考えない券種で買いたいですね。