明日の中山競馬場のメインレースは牝馬限定ハンデの重賞競走、中山牝馬ステークスです。
2000年の中山牝馬ステークスはレッドチリペッパーが優勝。
レッドチリペッパーは父アンブライドルド、母レイズアカーターという血統のアメリカ生まれの牝馬。
馬名の意味は「赤唐辛子」
レッドチリペッパーは1998年の京都競馬場でデビューし、3着。
3戦目の阪神未勝利戦で初勝利を飾ると白梅賞(500万)、クロッカスステークスと3連勝。
重賞初出走となったクイーンカップでは後のオークス馬ウメノファイバーの2着、続くフラワーカップも2着になるが早くから能力の高さを見せていた。
GⅠNHKマイルカップでは3番人気に支持されるもシンボリインディの3着に敗れ、春シーズンを終える。
秋になり、GⅠ秋華賞に挑むが距離が合わなかった事もあり、12着と大敗。
しかし、適距離の富士ステークスでは5番人気ながら勝利、重賞初制覇を飾る。
続くGⅠスプリンターズステークスでも5着と健闘する。
2000年になり、初ダート戦になる銀嶺ステークスに出走し、3着とまずまずのダート適性を見せるが次のダートGⅠフェブラリーステークスでは14着と大敗する。
再び芝路線に戻り、中山牝馬ステークスに出走。
牝馬限定重賞ながら5番人気と少し評価を落としていたが中団から鋭く伸びて優勝。
しかし、その後は馬が変わったかのように二桁着順を繰り返し、2001年京都牝馬ステークス11着を最後に引退し、繁殖牝馬になりました。
レッドチリペッパーは真っ白な馬体と赤唐辛子という意味の馬名からファンに親しまれた馬でした。
繁殖牝馬としてもフィリーズレビューを制したカラクレナイが現役で活躍し、久しぶりに母であるレッドチリペッパーを思い出した人も多いんではないでしょうか?
発走は15:45です。
ヴィクトリアマイルの前哨戦にあたる牝馬限定ハンデ重賞なんですがこのレースで引退を予定している馬も何頭か出走しているみたいですね。
GⅠホースのアドマイヤリードは今回が引退レース。
まあ、ハンデ重賞にしては結構メンバーは揃った感じなんですが、今回は先行したいであろう馬が多く、展開が重要になってきますね。
それでは中山牝馬ステークスの予想を評価順で紹介します。
◎2ノームコア
○9ウラヌスチャーム
▲7フロンテアクイーン
△8レイホーロマンス
△1アドマイヤリード
△13ミッキーチャーム
△5クロコスミア
本命はノームコア。
昨年は紫苑ステークス優勝、続くGⅠエリザベス女王杯では3歳馬の身で挑戦し、勝ち馬から0秒6差の5着とまずまずの結果。
前走の愛知杯ではスタート直後に躓き、位置取りが悪くなったが最後は上がり最速の脚を使い、勝ち馬から0秒1差の2着と牝馬限定GⅢでは能力上位の力を見せた。
中山コースは得意だし、自在に立ち回れるセンスがある馬で有力馬の中では一番信頼出来る馬。
対抗はウラヌスチャーム。
デビュー時から素質の高さを見せていたが昨年は惜しくもGⅠ出走が叶わなかったウラヌスチャーム。
しかし、ローズステークス5着後は1000万、準オープンと連勝、前走の愛知杯でも前に行き過ぎた感じの競馬になり、持ち味の末脚が鈍ったがそれでも勝ち馬から0秒2差の4着とまとめた。
今回は先行タイプの馬が多く、非常に展開が向きそうで焦らず後方で脚を溜めればまとめて差し切る可能性がある。
フロンテアクイーンは昨年の中山牝馬ステークスで2着、崩れず相手なりに走るタイプで勝ち味に遅いが安定感がある馬。
今回は休み明けだが鉄砲は効く馬だし、中山コースも得意。
前が競り合いそうで展開も向く。
馬券はノームコア中心の三連系かな?

