明日、阪神競馬場では桜花賞トライアル、チューリップ賞が行われます。







1998年のチューリップ賞はダンツシリウスが優勝。




ダンツシリウスは父タマモクロス、母スイートニースという血統の牝馬。



ダンツシリウスは1997年、函館競馬場でデビュー、1番人気に支持されるも9着に敗れる。


3戦目の札幌競馬場の未勝利戦で初勝利を上げ、その後はりんどう賞、ファンタジーステークス、白菊賞と善戦はするも勝ち切れなかった。



しかし、1勝馬の身で挑んだGⅠ阪神3歳牝馬ステークス(旧表記)ではオリビエ・ペリエ騎手鞍上で8番人気ながら3着と健闘した。




年が明け、ダンツシリウスはGⅢシンザン記念に出走、5番人気と低い評価だったが2着のアグネスワールドに5馬身差を付ける圧勝で重賞初制覇。


続く桜花賞トライアルのGⅢチューリップ賞では2番人気で出走、アインブライト、ファレノプシスなどの強敵が揃ったが上がり最速の脚を繰り出して優勝、重賞連勝を飾った。



そして1番人気で向かえたGⅠ桜花賞では超ハイペースの中で先団からのレース、その影響か直線では一気に馬群に飲み込まれ11着と大敗。



その後は続けての骨折などで結局は桜花賞が最後のレースになった。


引退後は繁殖牝馬になったが2008年に疝痛で亡くなりました。





ダンツシリウスは早くに引退してしまったんですがオークス前に無念の骨折。


タマモクロス産駒だけに距離が延びての活躍が期待されただけに非常に残念でしたね。






発走は15:35です。



3着までにGⅠ桜花賞への優先出走権が与えられます。



2歳女王ダノンファンタジーが登場。


その他も素質の高い馬が出走し、流石に桜花賞の最重要ステップレースですね。



阪神競馬は開幕して2週目を向かえるんですが先週の芝レースを見ていてもあまり先行タイプが有利とも言えない感じですね。


結局は展開が重要になってくる感じです。





それではチューリップ賞の予想を評価順で紹介します。




◎1ダノンファンタジー
○5メイショウショウブ
▲3ブランノワール
△6シェーングランツ
△7ノーブルスコア
△2マルモネオフォース




本命はダノンファンタジー。

昨年は3連勝でGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズを制して2歳女王に輝いた。


非常に良い末脚を持っているがファンタジーステークスのレース振りからある程度の位置からでもラストまでシッカリ走れる能力がある。


桜花賞に向けて良いレースを見せてくれそう。






対抗はメイショウショウブ。

前走の阪神ジュベナイルフィリーズでもそこまで大負けはしていないが2走前のGⅡデイリー杯2歳ステークスで朝日杯を制したアドマイヤマーズの2着が光る。


今回はダノンファンタジー、シェーングランツの他にも有力所が後方で牽制し合いそうでそうなれば先行するメイショウショウブに恩恵がある。


展開さえ上手く行けば後は瞬発力勝負にならないように早目の仕掛けで他馬を引き離しておきたい。





藤井勘一朗騎手鞍上のブランノワールも好位からの競馬で食い込みを期待。




馬券はダノンファンタジー中心の三連単で買い目をよく考えたいですね。