本日、東京競馬場ではマイルの重賞競走、東京新聞杯が行われます。





2002年の東京新聞杯はアドマイヤコジーンが優勝。



アドマイヤコジーンはアメリカの種牡馬コジーン産駒の持ち込み馬として1998年にデビュー。

2戦目に初勝利を上げると東京スポーツ杯3歳(旧表記)ステークス、朝日杯3歳(旧表記)ステークスと重賞連勝し、最優秀3歳(旧表記)牡馬に選出される。


クラシック戦線での活躍が期待されたアドマイヤコジーンだがトモの骨折(ボルトが埋め込まれる)で1年7ヶ月の休養を余儀なくされる。


しかし、復帰を果たしたアドマイヤコジーンは3歳(旧表記)の時の強さは影を潜め2000年、2001年と1勝も出来なかった。



復活の2002年




そして向かえた2002年の初戦、東京新聞杯。

度重なる敗戦続きでアドマイヤコジーンは単勝10番人気とかなりの低評価でのレースだったが見事に復活の勝利。


続く阪急杯も強いレース振りで優勝。(現地で観戦してたんですが本当に強かった。2着ダンツキャスト、3着は地方・名古屋のブラウンシャトレー!!)



2番人気の支持で向かえた高松宮記念は2着、続く安田記念では大外枠もあってか7番人気と評価は低かったが直線で抜け出し、追い込んできたダンツフレームを抑えて完全復活のGⅠ制覇。

鞍上の故・後藤浩輝騎手はデビュー11年目にして中央GⅠ初制覇、ウイニングランで流した涙のシーンはあまりにも有名ですね。



その後は勝利はなかったがスプリンターズステークス2着、香港マイル4着などの成績を残し引退。



引退後は種牡馬になり、スノードラゴン、アストンマーチャンなどのGⅠホースを輩出したが2017年に亡くなりました。



アドマイヤコジーンと言えば後藤騎手の涙が印象的な安田記念が思い浮かびますが復活のキッカケとなった東京新聞杯も印象深いですね。





今年の東京新聞杯。




発走は15:45です。



安田記念へと続く重賞レース東京新聞杯。


安田記念と同じ東京マイルという事でGⅢながらかなりハイレベルなメンバーが揃いました。


土曜東京の芝レースを見る限りは逃げも残るし差しも届く感じで脚質面はあまり考え過ぎない方が良さそうです。


後はやはり展開ですかね。




それでは東京新聞杯の予想を評価順で紹介します。



◎2インディチャンプ
○3テトラドラクマ
▲1サトノアレス
△10ロジクライ
△5タワーオブロンドン
△6レッドオルガ
△8ロードクエスト
△7ゴールドサーベラス



本命はインディチャンプ。

強い明け4歳世代で成績を見ても分かるようにまだまだ底を見せておらず、これから更に馬は成長してきそう。


古馬との対戦になった前走の元町ステークスでは仕掛けるタイミングを計ってノーステッキで突き放す楽勝でパフォーマンス、能力は十分に重賞級。


追い切りも坂路で抜群の動きを見せて4F50.3秒、上がり12.5秒と好タイムをマークして本格化を思わせる。





対抗はテトラドラクマ。

昨年は今回と同じ東京マイルのクイーンカップでは自らレースを作り、勝ち切る強い内容。


古馬との初対戦となった前走のオーロカップは後方からの競馬を試しての勝ち馬から0.5差の6着なら悪くない。


自在に競馬が出来るタイプと思うが今回は枠順の並び的に先行策を取りそうで有力どころが後方で牽制し合うようなら残り目の可能性は十分にありそう。





GⅠホースのサトノアレスは昨年の東京新聞杯2着馬で安田記念でも一瞬は他馬をまとめて差し切る勢いの脚を見せた。

東京マイルはベストコースで頭の可能性も十分。





馬券は三連単でインディチャンプ中心で組み立てをよく考えて買いたいですね。