ミュージカル映画はあまり観たことがない。「サウンドオブミュージック」はとてもいい映画だったことは覚えている。
中学生のころだと思うが、映画館で観た唯一のミュージカル映画は「All that jazz」。主役のロイシェイダーが現実と幻想の中で堕ちていく内容で、中学生の僕にはアダルトな内容だった。ハッピーなエンドでもないし、観た当時はたいして感動もしなかったのだが、どうも後々まで印象に残る何かがあったようだ。
さて、それ以来の映画館で観るミュージカル映画「Nine」。ダニエル・デイ・ルイスが演じる映画監督グイド・コンティーニの人生を、主として女性に焦点をあてて描いている。マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルスが両脇をささえ、その周辺にはニコール・キッドマン(なぜ、あなたが周辺なんですか?)、ジュディ・デンチ、そして誰でも知ってるソフィア・ローレンまでもがいるのだから、大変な映画なのだ。女性陣は確かに華やかで美しく、男性陣も粋でかっこいいイタリア男たちという演出だ。もちろん俳優で目立ったイタリア出身という人はソフィア・ローレンくらいかもしれないし、舞台はイタリアだけど英語映画なのではあるが。
それでも、モノクロで描かれた少年時代の風景の乾いた感じなんかは、舞台で表現できるものではないし、映画ならではのアングルも生かされているので映画にする意義はあったと思う。
多分、評判はわかれるのだろうなぁ。一昨日、本屋さんで「キネマ旬報」を立ち読みしたら特集が組まれていて、ミュージカル好きなライターだろうか、絶賛する評が目立った。
ミュージカル映画にはミュージカル映画の見方というのがあるのだろうか?
何はともあれ、僕は楽しめました。主役のダニエルのようなかっこいいおっさんになりたいと思いました。
あと、特筆はパンフレットが900円すること。
釧路限定、1000円上映。あと僅かで終了してしまうはず。
さぁお近くの方は、さらに盛り上げていきましょう。