昨日は、用事があって浜中へ行った。
 釧路から出発すると数十分で厚岸に入る。厚岸では、大橋を渡ってしばらく行ったところにある「玉川」というそば屋で食べることが多い。和人の歴史の浅い北海道だが、明治30年代創業という古い蕎麦屋である。ここは、「皮カシワそば」が有名で、昨日も店内は混んでいた。僕は通っぽく「大皮!」と注文する。大盛りの皮カシワそばのことである。ここでは、普通盛りの皮カシワそばを「皮」、大盛りを「大皮」というのだ。誰かから教えてもらった。
 浜中で用事を済ませて、今度は「ファームデザイン」というお店に寄る。郊外のアメリカンレストランという感じで、何だか洒落ているのだ。食べ物もおいしい! 昼の大皮がおなかに残っていたが、パニーニを食べた。パニーニはイタリア風焼きサンドで、昨日はローストビーフが入っているのを食べた。
 その後、夕焼けの中を釧路に戻ってきた。
 久しぶりに、雄大な北海道の中にいることを感じた。
 自分がしたいこと、やらなければならないこと、こだわりたいこと、どうでもいいこと…振り回されずに生きることについて少しだけ考えた。
霧多布の夕焼け