我が家では、ふみさんが来て以来大きく変わったものがある。徳島のお味噌である。ふみさんに分けていただいたこの味噌をご馳走になったのがきっかけで、もう我が家ではこれなしではみそ汁は作れない! というほど、みんながファンになった。

この間、名古屋から遊びに来ていた僕の小学校3年生の甥っ子もすっかり魅了されていたから、地域に関係なく「うまいものはうまい!」のだろう。タマネギの入ったみそ汁と豚汁が僕のおすすめである。

 この間、そのお味噌がなくなりそうになったので、追加の注文をすることにした。徳島県のお味噌なので、電話で送っていただくしか方法はない。お店の方に「どちら様ですか?」と尋ねられ、「えー北海道なんですが…」と答えると、「しばらくお待ちください。」とのこと。“北海道っていきなり言われてとまどっているのかなぁ…”と心配していると「お待たせしました、釧路の○○さんですね!」とのお答え。さすがに北海道から注文する人は多くはないのだろうが、名前まですぐ言ってくれたのは嬉しかった。ふみさんの大の仲良しなのだろう!
 
 早速送っていただいたお味噌には納品書がついていて、メッセージもつけられていた。「ご注文ありがとうございます。北海道も暑いのでしょうか? 徳島は毎日とても暑いです。ふみさんも元気で旅してるみたいですね!」と書かれていた。

 僕たちが大好きなお味噌は、とてもあたたかい気持ちの方々に作られているということを実感した。いつか、このお味噌をつくっている方々にも是非お会いしたいと思った。