奇譚「破縁…破断…破綻」
ハタは、転々としていた。点々のハタ。転々のハタ。輾転のハタ。旗を振った、ハタ。ハタカズミと、ハタは名乗った。カスミメと、つれていた、ハタ。バッタモンとつれていた、ハタ。ハタシジョウとつれていた、ハタ。シジョウとつれていた、ハタ。イチバとつれていた、ハタ。シッキとつれていた、ハタ。シキとつれていた、ハタ。キリとつれていた、ハタ。シとつれていた、ハタ。オマワリとつれていた、ハタ。ヨマワリとつれていた、ハタ。ハタンとつれていた、ハタ。ハダンとつれていた、ハタ。ハエンとつれていた、ハタ。スナとつれていた、ハタ。砂の器は、こうしてハタが作っていた。ハナワク ン…。大きな塙。