何時か確かめんかったが三度も目覚めた。熱帯夜は堪らんがな。玉音放送の日の今朝は６時半にまた五月蠅い烏に目覚めさせられ起きた。
ダイアナ・クラールのＣＤアルバム「フロム・ディス・モーメント・オン」を聴いた。
朝食は昨日スーパーで半額やった鉄火細巻き。デザートは岩手産ミニトマト。
大西順子のアルバム「ピアノ・クインテット・スイート」をCＤで聴いた。
昼食に駒形「トロワ キュイ アサヌマ」に行ったが、予約で満席との張り紙が・・・それで、汗垂らしながら歩き久し振りに柳橋２丁目「フ―シャン」に入った。注文したんは鶏肉と豚肉とピーマン炒め。スープとザーサイと杏仁豆腐が付き１２００円也。炒め物が塩味強かったんが残念。
帰宅途中、公園で寝とったら通り雨に降られてもうて目覚めた。
牛乳飲んでから風呂に小一時間浸り考えとった。怒鳴るどトランプはディールに勝った自分を見せつけたいだけの子供やが、イーロン・マスクも似たり寄ったりに思えるな。
永武幹子→石田幹雄→千葉史絵→岩崎佳子→米沢めぐみとピアノ演奏をユーチューブで聴いた。
夕食は半田そうめんを茹で冷奴と食うた。デザートは南アフリカ産グレープフルーツ。
友人達にメールした。
Ｈ君の運転で吉野山温泉「宝の家」から入之波温泉「山鳩湯」へ向かうた。
階段降りて玄関入る前にＨ君がブツブツ云うねん。「吉野郡やけど、ほんま山の中や。へばりつくように建っとるな。ようこないな宿見つけるもんや。しかし、なぜここに泊まる事になったん」
「とおに納得しとったやろ」云うて、ワテ無理に笑うてみた。
ここ、一人では泊めてくれんさかいＨ君が来てくれな困るんですわ。
吉野杉に囲まれた「山鳩湯」は、鉄筋二階建てで谷沿いの斜面にあった。
「人がええから、つい口車に乘っとった」
指定の部屋に入っても、「旅行に来た気がせん。田舎の親戚の家に来たようや」とＨ君。
「落ち着けるやろ。ま、座りいな」云うて、不満顔の彼に茶淹れた。
茶請けの煎餅食い茶喫し一服してから、浴衣に着替えタオル握り風呂へ。
「どこ迄下りるんや」と云うＨ君。
確かに長い階段下らなならん。
「地獄迄は下りんやろ」
「まだまだ閻魔には遭うつもり無いからな」
「せやな。観音様に会わなならん」
「しかし、吉水神社に居った女、ごっつい美女やったな」
そう神妙な口調で呟いたＨ君に云うた。「そうやけど、もうそれは忘れな。それより湯船見てみい」
内湯の湯船は丸太造りなんやが、その枠は石灰質の析出物で覆われとって、それと分からん。
湯量豊富でドバドバ投入されとるが、誰も入って居らんかった。
ワテ「云うた通り黄金色やろ」
「成分濃いんやな」
「源泉掛け流しや。析出物が浴槽を陶器のように囲うとってええちゃいまんの」
「湯の花浮かんどるわ」
その湯は、ワテに適温。Ｈ君はややぬるめや云うとった。
巨大なケヤキの切株を切り抜いて造られとる露天風呂へ出ると、湯はやはり黄金色。
先客の小父さん居って、ワテ等が来ても目瞑って浸っとった。
内湯から注がれとるんで、内湯よりも湯温は若干低め。ワテが大好きな湯温や。
その湯はダム湖に流れ落ちとる。
ワテ等はダム眺めながらのんびり浸っとった。
「ええ温泉やないの」
「ここは関西随一の秘湯や」とＨ君もその気になって来た。先客の小父さんが云うとった言葉なんやけどな。
「せや。早朝の新幹線に乗り来た甲斐あったわ」
泉質は含炭酸重曹泉。
夕食は山の幸でつくったもんが供されたが、Ｈ君は南朝鍋ちゅう秘伝の味噌で仕立てた鍋がよかった云うとったが、ワテは猪鍋を味わいたかった。
部屋で食休みしてから、またふたりでタオル持って急な階段を下がり風呂場へと。
内湯も露天風呂も混んどった。この日は満室の様子やったが、湯仕舞いの時間が２１時と早いさかいな。
部屋に戻って、持参したカクテルブルーハワイを飲みながらＨ君とお喋り。
アルコールに強くはないＨ君、声聞こえんと思うたら眠っとって、布団迄引きずって寝かせたがな。
７時に目覚めて、よう眠るＨ君はその儘に部屋出て朝風呂へ向かうたらちょっちヒンヤリしたわ。