一旦3時に起き、今朝起きたの7時ちょっち過ぎで、鼻詰まりしとった。
アイリーン・クラールのアルバム「エンジェル・アイズ」をレコードで聴いた。
朝食は山形産ひとめぼれでご飯炊き、長崎産真鯵の干物を焼き、ご飯一膳半。デザートは静岡産みかん。
八木隆幸→若井優也→中島徹→外山安樹子→松本全芸とこれ迄ライブ聴いとるピアニストをユーチューブで聴いた。
昼食は雷門「ラマニビーンズ」へ行った。本日の日替わりパスタであるホタルイカと野菜のトマトソースを注文し、前菜とコーヒー付きのセットにして1300円也。
満足して店出て、スーパーで食料買うて帰宅した。
北風で冷えたんで風呂に一時間半浸り考えとった。岸田文雄政府は新型コロナウイルス感染症の5類引き下げを黄金週間明けに決めたが、一年遅過ぎや。その遅れが日本経済を痛めつけとる。物価高もその影響が少なくないと思われる。
サマラ・ジョイ→ダイアン・リーヴス→リズ・ライト→セシル・マクロリン・サルヴァントと歌をユーチューブで聴いた。
夕食は岩手産鶏肉、茨城産チンゲン菜、千葉産人参をタジン鍋で蒸して、ご飯と食うた。デザートは青森産りんご。
友人達にメール送付した。
本日はバレンタインデー。大学時代からの長~い付き合いなのに、一度もチョコレートもろた事無いM子。M子達との遣り取りのメモ書きを写しますわ。
小気味よく酒肴を平らげとったEI君が口挟んだ。「しかし、その話可笑しいな。M子にご馳走する為に魚介とサワークリームを買いに行ったのか?」
「冷蔵庫にあった物でつくったのよ」
ワテが答える前にM子が云うた。
EI君は頬張るの止めた。
釈然とせぬ表情で「それは普通ではない。異常な事態だ」
「云ってる事が飲み込めないんだけど」
「Mちゃんなら分かるだろ。若い頃のS吉の所に魚介があったなんて信じられない。S吉の冷蔵庫の中には豚肉、トマト、ピーマン、牛乳しか入っていないはず。肉を食い過ぎて病気になっていつも納豆料理ばかり食べてた迄は、振舞われるのは豚肉料理だった。それなのに豚肉料理が出て来なかったのに驚いただろ?」
そう決めつけて云うやないかい。
Mちゃんが黙っとるとM子が云うた。「あの時、S吉は気の迷いがあって魚だの貝だの普段なら見向きもしない物買ってしまっていたんだわ」
{何が気の迷いや}と思いつつ「ワテもたまに海鮮サラダ食う時あったわ。一年生の時に肉ばかり食うとって、体調崩して暫く墨東病院に通う破目になったしな」
M子はビールジョッキを追加注文してから云うた。
「でも、そんな事は滅多に無いんだろ。あの頃から憎々しい男だったからね
「そのニクニクしいって言葉、お肉を重ねとるもんか、それとも」
「憎たらしいに決まってるわさ」
「サラダってのも信じられない。俺がサラダが食いたいってねだった時なんか、皿を持って「サラだ」って云っただけのS吉だよ」と不満気なEI君。
「そやから、たまには海鮮サラダが食卓に載る時もあったの。そのたまの時にMちゃんがM子連れて急襲したんや、昼飯直前を狙ってな」
「だからさっき云ったよね、亀戸天神の藤祭りに来たのにすぐ傍に住むあんたに挨拶しないの失礼だからまず寄ったの」
「ついでやって云うたやないかい。忘れず憶えとる。そもそも飯時は外すのが礼儀ちゅうもんや」
「前々からEI君とMちゃんが云うS吉のつくるおぞましい料理って実際どんな物なのか興味もあったのよ。確かめてみたかった訳さ」
「僕はおぞましいなんて云ってないからね。凡庸なものでは無いと云ったんだよ」とMちゃんが訴えかけるような目で云うと、EI君はM子に「俺もユニークな料理と表現したはず。悪意ある脚色は止めてくれ」
「いずれにせよ、MちゃんもEIも幾度も馳走になりながらその恩を忘れて勝手な事云うとったんや。ワテの厚意を無にする行いや。砂漠にオアシスが出来る位泣き続けたる」
「S吉のつくってくれる料理は美味しかったよ。バリエーション豊富な納豆料理もね」と、ビールで咽喉湿らせたMちゃん。
頷きながらEI君「訪れたのは体調崩してからが多いから、食わされたのは納豆茶漬けとか納豆料理が多かった。三度に一度は風変わりな取り合わせの納豆料理も出たが」
M子が湿った笑いした。
「チャンチャラ可笑しいわ。当時は添加物入りのスナック菓子をバクバク食うとったEIに云われとうない」
「今は健康に気を使って食べ物選んでる。原材料名をチェックして、ヨーロッパやアメリカでは使用出来ない危ない添加物があったら買わないんだ」
「今、学生の時の話しとるんや」
「そう、あの時つくってくれたサワークリーム使った魚介サラダは美味しかったよね」とM子に振るMちゃん。
「余りにまともな料理が出て来たんで吃驚したわ」
「手品で出したんとちゃうからな」
「分かってるわよ。調理の手順見守ってたんだから」
「え、つくっとる間ずっと見とったんか」
「当たり前だわさ。何を入れられるか分からないからね」
そう冷ややかにM子が云うた。