シンガポール | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今朝は左肩の痛みで6時ちょっち前に目覚め起きた。念の為検温すると36.4度。

ジャコ・パストリアスのアルバム「ワード・オブ・マウス」をCDで聴いた。

朝食は昨夜スーパーで4割引きやった稲荷寿司詰め合わせ。デザートは栃木産トマト2個。

熊谷泰昌→井上祐一→深井克則→リン・へイテツと、これ迄ライブ聴いとるピアニストをユーチューブで聴いた。

「趙氏孤児」第43話をギャオで見た。

ぬるい風呂に小一時間浸り考えとった。岸田文雄政権が内閣改造したが、閣僚や党の要職に就いた者共の多くが旧統一教会とズブズブの関係。身体検査は有名無実。きっちり調べて登用しろちゅうの。

昼食は上野駅「ブラッスリーレカン」へ行き、注文したのはAランチ。今日は魚料理を選び、マトウダイのポワレ ブイヤベースのソース。前菜は蛸とパプリカのサラダ仕立て ガリシア風、パン、デセールにアメリカンチェリーのクラフティ、コーヒーが付いて2500円也。

満足して店を出たが、コーヒー飲んだにもかかわらず眠くなって、上野公園の風の通りがええ所で小一時間うたた寝。

帰宅後、牛乳ガボガボ飲んだ。

人生最初のパスポートを捜したんやが見つからず。処分はしとらんのやが。

左肩が上がらなくなり、何か熱っぽくなったんで検温すると、37.5度・・・

友人達にメールした。

夕食はカナダ産豚肉、茨城産ピーマン、鹿児島産南瓜、新潟産舞茸をタジン鍋で蒸して食うた。デザートはグレープフルーツ入れたヨーグルト。

ラジオ「テイスト・オブ・ジャズ」を聴いた。

 

 

若い頃は我が国の温泉へ行くのがごっつ楽しみやったさかい海外へ行く事には興味が無かった。初めて異国へ行ったんも確か29か30歳やしと思うとったが、調べたら35歳の時で・・・、それも主体的にやなく業界の連中との団体ツアーやった。遠い記憶を探りながら記しますわ。

直行便に乗り、ちょっち眠気が訪れ寝入ったと思うたら、機内アナウンスの声に起こされた。間も無く到着や云う。気づいたら7時間乗っとったんや。降りたのがチャンギ国際空港。そこは港湾都市国家シンガポールですわ。時差は一時間やから時差ボケの心配はいらん。心配云えば、初めての異国ではあったが、一抹の不安も抱かなかった。なんせ団体ツアー、心細さはみじんもなかったんや。ガイドに連れて行かれる所にホイホイ足運ぶのがこれ迄異国に縁が無かった人の振る舞い方やろと思うとったし。ガイドブック持参せんから北に行こうが南に行こうがどこがどうかさっぱり分からんかったし。

何月に行ったかトンと憶えとらんが、赤道直下やさかい外は暑いと覚悟しとったものの、たまたまなのか思うた程やなかったがな。

その時は高い経済発展遂げていたリー・クアンユー政権時代ですわ。今は息子のリー・シェンロンが政権に就いとるが、やはり成長しとる。

乗り込んだバスでガイドにまず注意されるのが、ここは罰金社会やちゅう事ですわ。ゴミ捨てたら罰金、煙草の吸い殻捨てたら罰金、つば吐いたら罰金と様々な罰金が容赦なくある。港湾ちゅうと猥雑さあるもんやけど、シンガポールに清潔感が行きわたっとるのはそんな理由があんねん。

ガイドは多民族国家云うとったものの、道で見るのはほとんど中国人ぽい人達。稀に先住民たるマレー人らしき人に出会う程度やったわ。一人のインド人が清掃作業しとるのは見た。

それもそのはず住民は華僑が7割なんや。そやからお金好きを隠そうとはせん人達がほとんどらしい。日本人のようにまどろっこしい言葉で本心を糊塗せんのや。

多分、マレー半島の南端のここ、英国が植民地化した時はのんびりな漁村やったろう。マレー人しか居らんかったろう。それが英国人が都市づくりすると、目敏い福建や広州からの中国人が押し寄せて来たに違いない。しかし流石植民地経営に手腕見せる英国人、交易の要所となる地を選びますわな。

訳あって観光所にはあまり行かんかったが、定番の上半身はライオンで下半身は魚ちゅうマーライオンは見たわ。思うとったよりちっこかった。

自由行動でも選択は業界のツアー仲間に従った。忘れられんのは、インド人街へ革製品とか買い物に行った時の事。インド商人が手ごわく購入に手間取っとったら、バスの集合時間に間に合わんかったんや。とっとと行ってしまっとったんや。とほほ。そやからワテ等は観光地にはあまり行かんかった。

ワテ、食うもん決める時だけはリーダーシップ発揮したでえ。食いもんでは、海南鶏飯つまりチキンライス。それとハーブや香辛料が効いた串焼き鶏のサテーが旨かった。どちらも屋台街の店で食うた。

初めて踏み入れた異国シンガポールを一言で云うと、守らなならんルールが多い国ですわ。政府が秩序を重んじとるちゅうより、ここの国民にとってはそれらのルールに従う事がアートなんやろ。

ところでシンガポール、ワイン仲間達が云うところによれば相互監視社会のようでっせ。いやはや。