出入国管理法 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

既視感覚える夢を見た今朝も7時半に起きた。

風呂に小一時間入って考えとった。40~64歳の中高年ひきこもり状態の人が全国に61・3万人居るんやて。考えようによってはワテもその一人かも。中高年ひきこもりは主に退職が理由となっとるのには、会社人間の末路に思われるがな。

朝食は茨城産あきたこまちでご飯炊き、くめ納豆、海苔で二膳。デザートは青森産りんご。

「ルネサンスの光と影」ヴィットーリア・コロンナの章読んだ。全く知らん人やったが、詩人でミケランジェロが愛した唯一の女なんやて。

「名家の妻たち」第47話をギャオで見た。

上野散歩に出掛けたが、強風吹いとったがな。

昼食は初めて東上野の「ランビアンス ドゥース」ちゅう店に名前に惹かれて入ってみたが。混んではおったが。注文したのは豚肩ロースのグリエ。サラダが付いて1000円也。豚食いながら、今は無き雷門「ビストロ アッシュ」の味を思い出しとったがな。

郵便局で金下ろし、スーパーで飲料買うて帰宅。

ライル・メイズ→ラムゼイ・ルイス→クリスチャン・サンズとピアニストの演奏をユーチューブで聴いた。

牛乳飲みながら「名家の妻たち」第48話をギャオで見た。

 

 

平成が終わろうとしとる。先般、大学時代からの友達と酒飲みながら平成と云えば何を思うかを話し合った。EI君はグローバル経済の進展にデフレが続いとった事。DODはインターネットの普及。OKは不寛容の拡がりと云うとった。

ワテの実感としての平成は、EI君同様グローバル経済の進展と可処分所得の減少。そして異国人がごっつ増えたちゅうこっちゃ。

今、人口1億2千万人の我が国に異国人はどの位住んでるんやろうか?東京、30年前からも異国人が大分増えとる。働いとる人にも飲食店、コンビニエンスストア、スーパー、建設現場等々で異国人格段に多くなった。これはワテの目に留まる所だけや。

この四月から施行された改正?出入国管理法を知っとりまっか。

社会や文化を変える事にもつながる大問題で、時間かけてしっかり議論が必要なんやけど、安倍晋三内閣は拙速に決めてしもた。

しかも、安倍晋三内閣は記者会見などでも移民政策の変更とは認めとらんのや。それ明らかに移民ですわ。世界の常識では一年以上定住したら移民なんやから。

日本は世界第4位の移民受け入れ大国云われとる。

にもかかわらず安倍晋三内閣は更に移民増やそうとしとるんや。移民政策の変更とは認めぬ安倍晋三内閣の連中の口は曲がっとるに違いない。

その様な人々を受け入れる為には、移民庁とかつくらなならん。出入国在留管理庁ちゅう名にして発足し、役人増やす事になったが、果たしてその人数で足りるんやろか?

取り締まっとるのかどうかさっぱり分からん不法帯在者やが、その取り締まりの為の人員も増やさなならん。

では、施行されたもんでどないに変えたかなんやが、外国人技能実習制度はその儘なんや。5年後に無くすちゅうんでもあらへんねん。

長時間労働や最低賃金未満の賃金など劣悪な労働環境の問題あり、失踪者も多いのを指摘されてさえその儘なんや。外国人技能実習制度は建前と本音の乖離激しく、ワテてっきり廃止するんやと思うたんやけど。

そして、新たに在留資格の特定技能を二段階で設けとんねん。

〇特定技能1号=相当程度の知識または経験を要する技能持つ異国人

在留期間は最長で通算5年で家族の同伴は認めぬ

◎特定技能2号=熟練した技能持つ異国人

在留期間はいつまでもで家族の同伴も認められる

これで5年間に34万5000人の受け入れ拡大図るんやて。

ところが今でも異国人労働者が中国人筆頭に128万人居るんやでえ。それは把握しとる数やろ。実際にはもっと多い。それに加わるんや。

安倍晋三内閣は彼等との共生の仕方どない考えとるんかさっぱり分からん。

ヨーロッパ社会の荒れた現状が度々報道されとるし、英国のブレクジットはどうしてなんや。なぜにドナルド・トランプが米国の大統領に選ばれたか。それを与野党の議員はどない考えとるんやろか?一人一人聞かなあかん。

少子高齢化に伴う生産年齢人口減少があり企業の働き手不足やから、もはや異国人に頼らなければ我が国は成り立たぬと云う。

確かに今は働き手不足の企業はあるやろ。けど、なぜにそうした企業は働く所として遠ざけられるのか?低賃金や労働環境の改善がなされとらんからやないんか。

我が国にはもう働き手居らんのか?高齢者の働き手化や閉じ籠り人の働き手化がある。

つまり、企業は安価な労働力が欲しい。安倍晋三内閣はそれを後押ししたんや、目先の判断で。

では、政府は真っ当な少子化対策しとるんか?甚だ疑問や。

派遣・請負など非正規雇用がごっつ増えて実質賃金は明らかに下がっとる。非正規雇用者は将来の見通せず結婚もし難いから、出産数も少なくなり易い。少子化に拍車が掛かる。

それなのに、異国人の働き手仰山入れれば賃金の下押し圧力で低賃金の温存になるやろ。

人々の使える金少なければ、国内消費は停滞や。

安倍晋三云うデフレ脱却の言葉とは裏腹に更なるデフレの促進やね。安易過ぎな政策ですわ。

企業も政府も非正規雇用を増やすんではなく、ICT、AI、ロボット導入で生産性向上図るべきやったんや。非正規雇用を増やすんではなく、高付加価値生む出すよう産業を変え、需要つくらなならんかったんや。

時代の流れを振り返れば分かるが、これから益々ICT、AI、ロボット導入での生産性の向上図らざるを得ない。例えば現在は異国人の働き手ごっつ多いコンビニも無人のもん出来とる。斯様にサービス業でも人手に頼る事が無くなるやろ。

しかしながら、こうした人手に替わるもんの導入されたり巡って来る不況とかで出稼ぎ労働者はもう労働力として必要無くなったからとすぐ来た国へお帰り下さい、とは難しい。その制度は、不況等の理由で異国人労働者に帰国してもらう条項設けて無いんやさかい。

また一方、その人達は働いとる時間ばかりやなく生活もあるから、日本語の理解をしてもらわなならんし、社会や文化にも慣れてもらわなならん。そやないと土着民と移民の軋轢を生む事となる。

ところが、移民との軋轢防ぐには金が要りまんねん。税金も使わなならんねん。そう、異国人が多くなれば、税金の使われ方も変わる。それ、どの位の人が自覚しとのか?

勿論、彼等が日本人になったら社会保障含め差別は無くすべきや。でも現行の税制、社会保障制度は変えなならん。

ワテは移民があかんと主張しとるんやない。日本が好きで住みたい方々には是非来て日本人になって欲しい。土着民でも移民でも真っ当に働いて暮らしとる日本人が不幸せになるのは腹立たしい。

だから、分断が起きないようにせなならんと云うとるんや。

国として文化宗教が異なる人達を一挙に大勢受け入れするちゅうのは、国柄変える事に他ならぬ。彼等にそれらを変えろとは云えんのやから。つまり、成人になって来た者のほとんどは日本に居っても心は異国人なんや。

それにもかかわらず、安倍晋三内閣は実態を無視したちゅうか度外視した儘拙速に進めてしもたんや。

安倍晋三内閣は、異国人出稼ぎ労働者が密集して居住する日本語ろくに通じぬ地域が出来るのが有意義なんか?

今からでも痛恨の極みとならんようにせな。