学芸員の仕事 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

日付が変わり1時近くなったのに眠くならんのですわ。陽気に誘われ昼寝してもうたせいやな。

それで、牛乳飲みながらボサノヴァ聴いとったが駄目で、NっぺとCHIちゃんに葉書認めとったんやが、まだちっとも眠気がやって来ないんですわ。

そやさかい、腹立たしく思うとる事記し出したんや。

 

 

自民党議員の聞くに耐えぬ発言が続いとるが、それは昨日今日始まったもんやない。

また一つ出た。

産経ニュースによれば、地方創生担当お大臣の立場に居られる山本幸三が16日日曜日に滋賀県大津市で行われた地方創生に関するセミナーにおいて、「中国や東南アジアの爆買い的な観光はもう終わり、質が変わってくる。文化や伝統、歴史をしっかりと理解してもらうような観光が本物で、一番長続きする。文化財の説明をきちんと説明できるかどうかが勝負。二条城では過去、全く英語の案内表記がなく、何の歴史的な説明もなかった。イギリス人が抗議し、今はがらっと変わり、ガイドも付くようになった。日本ではいったん国の重要文化財に指定されると、火も水も使えない。花も生けるのも駄目、お茶もできないというばかげたことが当然のように行われており、一番のがんは文化学芸員と言われる人たちだ。この連中は普通の観光マインドが全くない。プロの自分たちが分かればいい、他の人たちは分からないだろうから来なくてもいいよ、というのがだいたいだ。この連中を一掃しなければ駄目だ。大英博物館はロンドン五輪後に大改造したが、一番反対したのが学芸員たちで、全部首にして入れ替えた」と述べられたそうな。

吃驚シャックリやが、これも本音や。

もっと金儲けに役立つ仕事せいと求めとるのが学芸員なんや。地方創生担当お大臣様山本幸三が、ブンカ学芸員に一番求めとるのは観光マインドなんですわ。

ワテの理解では、学芸員は文化財を保護、保管や調査それに展示する方々なんやけど、観光業に分類される職業やったんやな。それも外国人優先の観光業務せなならん人達やったんや。そうなら認識改めなあかんわ。

インバウンドの為に我が国の文化はあるんかと怪しんだ方も少なくないやろ。

我が国の文化を世界の人々に知ってもらうのは大事なこっちゃ。金稼ぐのもまた大事で、その結果国庫が潤いインフラに使える予算が増えるのはええこっちゃ。

しかしながら、この地方創生担当お大臣様の如く、政治に携わる者は儲かるもんに関わらんと、折角なった甲斐が無いちゅう考えなのはどうか?

そう云えば、橋下徹が博物館の整理統合を主張しとったなあ。

もしかして、博物館などで働く専門職員である学芸員の批判に見せかけて、狙っとるのは文化の切り捨てなのかしれまへんでえ。

或いは、労働強化なのか。

今後、学芸員は仏国人に抗議されたら仏蘭西語を、露国人に抗議されたら露西亜語の案内を加えなならんのやろなあ。

なんやかんややらされお疲れになっとる学校の先生のように、色々な事押し付けられそうな学芸員が哀れやね。

二条城でカレー粉が撒かれたが、間もなく警備の仕事もしっかりせえと云われるんやないか、そうワテは睨んどる。